上図は、相居飛車からの終盤戦で後手が△8七玉と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+99997で先手勝勢。
対局中は、後手玉が詰んでもおかしくない思っていましたが、詰み手順が見えませんでした。
本譜は▲7六龍△同角成▲9八角△9七玉▲7六角△9九と▲7五角△9六歩▲9七歩△9五玉▲8六銀△9四歩▲9六歩で、ソフトの評価値+2451で先手勝勢。

この手順は、▲7六龍から角を取って▲9八角からの開き王手の筋で、以下少し駒が足らず▲9六歩までで後手玉はほぼ必至みたいな形ですが、△4三桂▲同と△5一香のような筋がありまだ怖い局面です。
終盤で決めそこなうと泥仕合のようになりやすいです。
▲7六龍△同角成まではいいとして▲9八角では▲9六角がありました。

▲9六角で後手玉が詰んでいるので、▲9六角は1手詰めです。
▲7六龍△同角成▲9八角がセットみたいな手だったので、その手順のみを考えて全く▲9六角は見えてなかったという感じです。
本の詰将棋だったら解ける問題も、実戦だとうっかりという典型的な形です。
だいぶ前に大会の感想戦で相手の方から「1手詰めで詰まされていましたよ」と言われたことを思い出しました。
その将棋もどこの局面だったかなという感じで、はっきり思い出せなかったのですが、将棋の最終盤は独特の雰囲気があるようです。
1手詰めが見えてなかったのが参考になった1局でした。