上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で△4三歩と打った局面。ソフトの評価値+103で互角。
対局中は、△4三歩と打つと△4八歩が二歩で打てなくなるので打ちにくいかと思っていたので、あまり考えていませんでした。
本譜は▲5五銀△3八歩で、ソフトの評価値-448で後手有利。
この手順は▲5五銀がよくなく、△3八歩が間に合って後手有利になりました。
なお△3八歩では△5六銀成でも後手有利です。
▲5五銀では▲4三同銀成がありました。
▲4三同銀成△同金▲5五桂で、ソフトの評価値+169で互角。

今見れば▲4三同銀成から▲5五桂は攻めを継続するなら、駒損になりますが自然な手です。
対局時は、このような手順が全く見えていませんでした。
後手から△5六銀成のような手が間に合う前に、先手は攻めを継続しなければいけなかったです。
▲5五桂△5二銀▲4三桂成△同銀▲4四歩で、ソフトの評価値+377で先手有利。

この手順は、金と銀桂の交換で先手が少し駒損ですが、後手の守りはそんなに堅くありません。
▲4四歩が味がいい手です。
▲4四歩△同銀なら、▲7七角△4三歩▲4四角△同歩▲6二金△5一桂▲6一金△同銀▲1六歩で、ソフトの評価値+687で先手有利。
この手順は▲4四角から▲6二金が厳しい手で、△同金なら▲7一銀があります。
よって△5一桂と受けますが▲6一金から▲1六歩と催促して先手指せそうです。
▲4四歩に△5二銀なら、▲4三金△4一歩▲5二金△同金▲4三歩成で、ソフトの評価値+630で先手有利。
この手順は、▲4三金と張り付いて△4一歩の受けに▲5二金から▲4三歩成が攻めの継続手で、△同金なら▲4一龍です。
このような展開になると先手が穴熊なので、先手指せそうです。
駒損でも踏み込んで指すのが参考になった1局でした。