上図は、先後逆で先手がひねり飛車の進展で△9五歩に▲8六角と上がった局面。ソフトの評価値-327で後手有利。
対局中は、△9六歩とすると後手が1歩得になるので、少しいいかと思っていたののですが、先手の飛車が直通しているのが気になって△7四歩としたのでうすが、ここからの進行がよくなかったようです。
△7四歩▲7六飛△9六歩▲9四歩△8八歩で、ソフトの評価値+242で互角。

△7四歩は後手の飛車の横効きが消えてしまうので、打つ必要はなかったようです。
△8八歩も急ぎすぎで、このあたりは指し手がちぐはぐです。
早指しとはいえこのあたりの直感は悪いです。
△7四歩では△9六歩がありました。
△9六歩▲7六飛△7三銀▲9五歩△3一玉で、ソフトの評価値-373で後手有利。

△9六歩は1歩得の自然な手ですが、▲7六飛に△7三銀と力をためる手が形みたいです。
△7三銀に▲6五桂なら、△6四銀▲6六歩△7五歩で、ソフトの評価値-878で後手優勢。
この手順は、△6四銀と出た手が△7五歩で先手の飛車と角をおさえこめるので後手優勢です。
△7三銀に▲6五桂に△6四銀に▲7四飛なら、△6五銀▲5四飛△同銀▲8四飛△7一飛で、ソフトの評価値-805で後手優勢。
この手順は、桂損でやや先手が無理気味に動いたのですが、▲8四飛に△7一飛の自陣飛車で後手が指せるようです。
ただし、△7一飛は考えるというより知っているかどうかで、▲8四飛の対応が全く違ってくる感じです。
よって△7三銀に▲9五歩とやや持久戦気味になって△3一玉と固めます。
以下▲9六香なら△3三角と玉の懐を広くして、△7五歩▲同飛△7四銀のような形で駒をぶつけていく感じです。
これはこれで難しいそうな展開ですが、後手は7二の銀を△7三銀から△6四銀や△7四銀と活用するような狙いだったようで、そのためには最初の局面で△7四歩と歩を打つ必要はないということです。
銀が進出するために歩を打たないのが参考になった1局でした。