上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲7七同桂と角を取った局面。ソフトの評価値+134で互角。
対局中はとりあえず、後手玉は先手の角のラインから攻めを角交換をしてしのいだのですが、まだ玉頭に手を付けられる形で少しいやな局面です。
本譜は、△3三桂▲2四歩△同銀▲3四銀で、ソフトの評価値+562で先手有利。

この手順は、△3三桂と跳ねたのですが▲2四歩から▲3四銀とされると評価値がだいぶ悪くなりました。
▲3四銀と出られると次に▲2三歩があるので△2三歩と打ちましたが、▲7五歩△8三銀で後手のいいところが全くありません。
△3三桂は全く受けになっておらず、このような手の流れでは後手だめです。
△3三桂では△7八角がありました。ソフトの評価値+139で互角。

今見れば△7八角は自然な手ですが、なぜか対局時はこのような手が見えません。
△7八角に▲7五歩なら、△4五角成▲7四歩△同歩▲4一銀△2七歩で、ソフトの評価値+84で互角。
この手順は、▲7五歩に△8三銀と辛抱しても仕方ないので△4五角成で以下▲4一銀の割打ちの銀が次に▲5二銀成△同飛▲6三歩成の筋がありますが、△2七歩で攻め合いの形でどうかという展開です。
△2七歩というのが形で、今まで受けに回っていたのでなかなか攻め合いというのが見えにくいのですが、どこかで攻守を入れ替えないといけないです。
また▲6三歩成の形は、後手玉は2二でまだ遠いので後手は勝負形です。
このような手の流れが、形勢を大きく左右するように思います。
△4五角成と馬を作った局面は、後手の馬が攻めにも受けにも効いています。
遠くから角を打って攻防にきかすのが参考になった1局でした。