飛車と角の交換からの△5五角

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲3五歩と歩を突いた局面。ソフトの評価値-188で互角。

▲3五歩は飛車の横効きで△7六飛を防いだ手ですが、この局面は後手のチャンスだったようです。

本譜は△3五同歩▲8七歩△8五飛で、ソフトの評価値-29で互角。

この手順は、△3五同歩で後手が1歩得する展開ですが、先手は▲3七銀から▲4六銀と動いてくる筋もあり、後手が歩得して有利という感覚はありません。

△3五同歩では△8八飛成がありました。

△8八飛成▲同銀△5五角打で、ソフトの評価値-270で互角。

△8八飛成から△5五角と打つ手で、これは横歩取りの将棋でたまに出る筋です。

後手の次の狙いは△8八角成ですが、▲8二歩なら△7三桂▲7七桂△1九角成▲8一歩成△同銀▲8三飛△8二香で、ソフトの評価値-1554で後手優勢。

この手順は、▲8三飛は狙いの手ですが、香車があると△8二香があるので後手優勢です。

△5五角▲7七桂△1九角成▲3七桂△5五角▲1七飛△1八香で、ソフトの評価値+18で互角。

この手順は、▲7七桂で受けて△1九角成とします。

普通は香得で馬を作れば後手有利のように思いますが、▲3七桂と跳ねていつでも7七の桂馬で中央を狙う展開になると後手も大変です。

△5五角は▲8二歩を防ぐ意味と次の△3七角成が狙いですが、▲1七飛と打って△1八香を打たせる展開は全く浮かびません。

このあたりは、先手も後手も手を出しづらいです。

飛車と角の交換からの△5五角は、思ったほど良くはならないみたいですが先手は▲1七飛はかなり打ちにくいのでいい勝負のようです。

飛車と角の交換から△5五角が参考になった1局でした。