上図は、先後逆で先手がひねり飛車からの進展で▲5三香成とした局面。ソフトの評価値+212で互角。
対局中は、8三の銀と9三の桂馬が残っており、6五の飛車はそこそこ働いているものの2筋から4筋は歩が使えないのでだいぶ後手が悪いと思っていました。
ただし評価値が互角だったのは驚きました。
本譜は▲5三香成以下△7五香で、ソフトの評価値+592で先手有利。

この手順は8六の角が働いているので、△7五香と先手を取って飛車取りで先手の角道を止める形にしたのですが、この受け方がよくなかったです。
△7五香には▲6六飛で、△5三銀なら▲6三飛成△4二銀▲8三龍でソフトの評価値+456で先手有利。
この手順は、▲6三飛成から▲8三龍で大駒の働きがいいので先手有利です。
また感覚的に△7五香は香車の活用がよくなく、手としてあまり価値がないような感じです。
△7五香では△3三角がありました。
△3三角▲4三歩△5三銀▲同角成△2二玉で、ソフトの評価値+155で互角。

この手順は、△3三角と壁になっていた角を移動する手で少しつらそうですが、△2二玉とした局面は互角がぱっと見で少し意外です。
△2二玉に▲8四歩なら△7五歩▲同馬△4六香▲5九金△7四香▲同馬△同銀▲同飛△5八歩▲同金△6九角で、ソフトの評価値-1671で後手優勢。
この手順は、△7五歩と突くのが味わい深い手で、▲同馬とさせることで△7四香の田楽刺しが狙いです。
また△4六香が先手が4三に歩があるので受けづらい形です。
△2二玉に▲4二銀なら、△同金上▲同歩成△同角▲6三馬で、ソフトの評価値+46で互角。
この手順は、▲4二銀から後手の守りを薄くする手ですが、△4二同角に▲6三馬で互角のようです。
壁角を避けて玉が入城するのが参考になった1局でした。