上図は、先手雁木からの進展で後手が△1九とと香車を取った局面。ソフトの評価値-55で互角。
この局面は先手の桂得ですが、先手の飛車が狭く使いづらいので少し模様が悪いかと思っていました。
次に後手から△4六香と厳しい手があるので、どのように受けるかですが本譜の進行はまずかったです。
本譜は▲2七飛△2六歩で、ソフトの評価値-808で後手優勢。
対局中は、▲2七飛として△2六歩と歩切れにさせるのが味がいいと思っていましたが、▲2八飛には△2三香と飛車を封じ込められて、後手から△2七歩成や△3七歩成があって先手が苦しいです。
▲2七飛では▲4八香がありました。ソフトの評価値-126で互角。

▲4八香は見えてはいたのですが、△4六香を受けた手にしか見えず△1八ととゆっくり指されて悪いのかと思っていました。
▲4八香に△1八となら▲4四歩で、ソフトの評価値-171で互角。

△1八とに▲4四歩がうっかりしやすい手です。
▲4八香は△4六香を受けただけの手ではなく、▲4四歩と攻める手も見ていました。
▲4四歩に△同歩なら、▲同飛△同角▲同香△4三歩▲1二角△2三歩▲6五歩△同銀▲3五歩△同銀▲4三香成△同金▲2五桂で、ソフトの評価値-31で互角。
この手順は、部分的には飛香と角の交換で先手が駒損ですが、実質的には飛桂と角香の交換で、先手は2枚の角で後手陣に迫れるかという展開で、本譜の飛車が抑え込まれる展開よりはるかにいいです。
最初の局面で特に大駒の使い方の悪い手を指すと、一手で形勢が大きく不利になります。
このあたりに気を付けて指せば、違った展開になりそうな感じです。
受けと攻めの手の▲4八香が参考になった1局でした。