上図は、横歩取り青野流からの進展で後手が△5五飛と打った局面。ソフトの評価値+706で先手有利。
△5五飛は次に△5七桂成の狙いですが、ここでの受け方があまりよくなかったようです。
本譜は▲4八金だったのですが、そこで△3八歩でソフトの評価値+26で互角。

この手順は▲4八金と5七の地点を補強したのですが、そこで△3八歩ならだいぶ先手が形勢を損ねていたようです。
△3八歩▲同銀△2八歩▲3七桂△同桂成▲同銀△6六桂で王手金取りの筋があります。
先手の駒組みがいつでも△6六桂があるので気を付けないといけないです。
▲4八金では▲6七金がありました。ソフトの評価値+550で先手有利。

この手は、将来の△6六桂を防ぎつつ5七の地点を守る自然な手です。
▲6七金以下△8五飛▲同桂△2八歩▲同銀△5五角▲4六歩△同角▲2七飛で、ソフトの評価値+724で先手有利。
この手順は、後手が飛車と角の交換から△2八歩と打って△5五角で△2八角成と△9九角成を狙う手ですが、▲4六歩が受けの手筋です。
△4六同角と取らせて▲2七飛が受けがうっかりしやすいです。
△2八角成と△5七角成を防ぎつつ▲2三飛成も狙っています。
別の手で△8五飛▲同桂△5五角なら、▲5六金△1九角成▲4五金△2九馬▲3一とで、ソフトの評価値+610で先手有利。
この手は単に△5五角と打つ手ですが、▲5六金が力強い手でこれもなかなか浮かびません。
△1九角成に▲4五金と守りの金が中段に浮きますが、以下▲3一とと攻め合いで勝負みたいです。
先手は飛車が2枚あるので、敵陣に飛車を下ろせば攻め手には困らない形です。
自然な形で受ける▲6七金が参考になった1局でした。