上図は、角換わりからの進展で後手が△7四龍と7一の龍が移動した局面。ソフトの評価値-177で互角。
駒割りは金香と銀の交換で先手が少し駒損していますが、後手の2二の銀が壁銀でこちらの手番なのでいい勝負のようです。
本譜は▲7一銀△6一金▲8二と△6七角成で、ソフトの評価値-714で後手有利。

この手順は、▲7一銀と引っ掛けることで後手陣に少しプレッシャーをつけたと思っていたのですが、軽く△6一金とかわされてから△6七角成とされると後手有利になりました。
部分的には▲7一銀はあるのですが、この場合は△6七角成とされるのが痛いようです。
△6七角成が痛いというのはいつでも△4九馬の筋もあるのですが、先手の6六の馬の利きが無くなるのが大きいです。
実戦も全く9三の馬が活用できなくなりました。
▲7一銀では▲6六馬がありました。ソフトの評価値-125で互角。

▲6六馬が遊んでいる馬の活用で、△6七角成を受けているので自然な手です。
また▲7五銀のような狙いもあります。
▲6六馬に△3三銀なら、▲7五銀△6五龍▲5四桂△6一金▲6二銀△同金▲6五馬△同角▲7一飛△6一桂▲6二桂成△同玉▲8二とで、ソフトの評価値+309で先手有利。
この手順は後手が壁銀を解消する手ですが、先手は▲7五銀から手厚く指して飛車を取ってどうかという展開です。
▲6六馬に△8七角成なら、▲8二とでソフトの評価値-88で互角。
この手順は、△8七角成と▲7五銀を防いだ手ですが▲8二とと遊んでいると金を活用してどうかという展開です。
これらの展開なら、9三にいた馬が活用できていい勝負だったようです。
大駒の遊び駒の活用が参考になった1局でした。