2六の歩の形で▲4五歩の仕掛け

上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△7三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+127で互角。

実戦は▲2五歩としたのですが、ここで▲4五歩という手があるのかが気になっていました。

2六歩の形だと将来▲2五桂と跳ねることができますが、▲4五歩と突いて△同歩に▲同桂とすると2六に歩がいるままなので、先手の飛車の働きが少し鈍いのが気になります。

▲4五歩△同歩▲3五歩で、ソフトの評価値+110で互角。

△4五同歩には▲3五歩と突くのが手筋で、△同歩なら将来▲4五桂となれば▲3三歩と歩を打つことが出来ます。

ただし、2六の歩の形なので▲2四歩と突くことができず2五の歩の形に比べて先手の飛車の活用は少し劣ります。

▲3五歩△同歩▲4五桂△4二銀▲7五歩で、ソフトの評価値+252で互角。

この手順は、▲4五桂に△4二銀として次に△4四歩の狙いですが、▲7五歩と桂馬の頭を狙うのが急所です。

▲7五歩に△同歩なら▲7四歩があります。

▲7四歩に△6三金なら▲7四歩△同金▲4四角△2二角▲同角成△同金▲7二歩で、ソフトの評価値+534で先手有利。

この手順の▲7二歩は次に▲5三桂成△同銀▲7一角が狙いで先手が指せそうです。

▲7四歩に△6三角なら▲3三歩△同桂▲同桂成△同銀▲1五歩△同歩▲5五桂で、ソフトの評価値+227で互角。

この手順は、▲5五桂に△8一角と逃げますと▲7四歩でソフトの評価値+1129で先手優勢。

よって▲5五桂には△同銀▲同銀△8六桂で、ソフトの評価値+368で先手有利。

まだ実戦的には大変ですが、2六の歩の形のままで仕掛けてもいい勝負のようです。

2六の歩の形で▲4五歩の仕掛けが参考になった1局でした。