一間龍の寄せ方

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で△5七成銀の王手に▲6八桂と打った局面。ソフトの評価値-5957で後手優勢。

後手の攻め駒が先手玉に迫っており、ほとんど寄り形に見えますが実戦はあまりいい寄せでなかったです。

本譜は△8六桂▲同金△6七成銀▲8九玉△6八成銀で、ソフトの評価値-1429で後手優勢。

この手順は、△8六桂としてから△6八成銀とする手でこの手は詰めろですが、以下▲同銀△同龍▲5三桂成△同銀▲同龍△同玉▲3五角で、ソフトの評価値-1456で後手優勢。

△6八龍として先手玉は部分的に受けなしですが、▲5三桂成から▲3五角の王手龍取りがあれば、まだ将棋は長引きます。

途中でこの筋は気が付きましたが、時間がない場合はどうしょうもない感じです。

このあたりは直感が悪かったようです。

将棋は寄せ形とはいえ、相手陣だけでなく自陣も見なくてはいけないところが難しいです。

△8六桂では△同成銀▲同銀△8八歩成がありました。ソフトの評価値-30000後手勝勢。

この手順は一瞬見えたのですが、△8八歩成に▲6九玉でちょっと寄せがみえなかったのでそれ以上考えなかったですが、平凡に△7七金として寄っていました。

△8八歩成▲6九玉なら、△7七金▲同角△4九龍▲5九歩△7八金まで。

この手順は、△4九龍が見えてなくて一間龍の形に気が付けば並べ詰みです。

△8八歩成▲同玉なら、△6八龍▲7八歩△8七歩▲同金△同金▲同玉△6七龍▲7七金△7六銀▲9八玉△8六桂▲同金△7八龍▲8八歩△8七金▲同金△同金まで。

この手順は、△6八龍として寄りですが▲7八歩に△8七歩から清算して詰みで、即詰みがあるときは手数がかかってもびしっと詰ましたいです。

ただし、並べ詰みとはいえ時間がないと意外と難しいです。

なお、△8七歩に▲8九玉は△8八銀▲9八玉△9九銀成▲同玉△7九龍▲8九歩△8八歩成まで。

この手順は、△8八銀から△9九銀成が少しうっかりしやすい手で最後は一間龍で詰みです。

一間龍の寄せ方が参考になった1局でした。