なかなか指しにくい△3一銀

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗からの進展で▲7一飛と王手で飛車を打った局面。ソフトの評価値+188で互角。

後手玉は横が開いた状態で戦いが始まったので、飛車の王手はいやな形です。

受ける形だと△3一金か△3一銀ですが、本譜の受け方はあまりよくなかったようです。

本譜は△3一金でしたが、▲6一馬△4二金引▲9一飛成△5六角▲同金で、ソフトの評価値+601で先手有利。

この手順は、▲6一馬で△4二金引とさせてから▲9一飛成がいい手で以下△5六角▲同金で実戦的にはまだ大変ですが、角香と銀の交換で後手が駒損なので少し悪いです。

△3一金では△3一銀がありました。

△3一銀▲7三馬△5五歩で、ソフトの評価値+213で互角。

△3一銀とすると1筋が弱くなり、いつでも▲1四歩がうるさい形で指しきれなかったです。

▲7三馬と桂馬を取る手は自然な手ですが、次の△5五歩はなかなか指せません。

△5五歩に▲同銀と取ってくれれば、いつでも△4七角成とする手があるのすが、△5五歩の瞬間に先手から攻められるのが気になります。

△5五歩に▲9一飛成なら、△5六角▲同金△同歩▲5五桂△4二金引▲4三香△5八とで、ソフトの評価値+334で先手有利。

この手順は、△5五歩に▲9一龍とする手で以下△5六角として角を捌いてどうかという進展で、後手の方が少し悪いようですが、9二の角が捌ければ後手も一応納得のいく展開です。

△5五歩に▲2五桂打なら△5六歩▲1四歩△同歩で、ソフトの評価値-17で互角。

この展開は、△5六歩と銀が取れた形で銀と桂馬の交換ですが、▲2五桂打と後手にとっていやな形で迫ってきます。

以下▲1四歩に△同歩ですが、先手に歩の数が少ないので意外と後手も耐えているようです。

△1四同歩以下▲9一飛成△5七歩成▲同金△3八角成▲同金△2五桂▲同桂△2四銀で、ソフトの評価値+461で先手有利。

この手順は、△3八角成から先手玉を少し薄くして△2四銀と受けに回る展開で、これも後手が少し苦しいようですが、先手玉もあまり固くないのでまだこれからの将棋です。

なかなか指しにくい△3一銀の受け方が参考になった1局でした。