焦点に歩が成り捨てる

上図は、相居飛車からの進展で▲7四歩の垂らしに8二の飛車が△7二飛と受けた局面。ソフトの評価値+307で先手有利。

先手が1歩得で、3四の銀が前に出ているのでやや先手がいいかと思っていましたが、次に後手から△7四飛とすると銀取りになるので、ここでの指し方が難しいです。

本譜は▲4六角△6四銀で、ソフトの評価値-139で互角。

この手順は、▲4六角と打っても△6四銀とされると先手の角がやや重たいのと、後手から次に△7四飛とされると歩損を解消されるのでよくなかったです。

対局中は、▲4六角はあまりいい手ではないと思っていましたが、他の手が見えませんでした。

▲4六角では▲7三歩成がありました。ソフトの評価値+294で互角。

▲7三歩成と焦点に歩が成る手は少し見えてはいたのですが、△同桂とされたら後手から△6五桂と跳ねる手がうるさいと思ってやめました。

▲7三歩成に△同飛なら、▲8二角△7四飛▲9一角成△3四飛▲8一馬で、ソフトの評価値+325で先手有利。

この手順は、銀と桂香の交換で2枚替えなので先手指せそうです。

▲7三歩成に△同桂なら、▲8一角△6二飛▲7四歩△6五桂▲7三歩成△9五角▲7七桂で、ソフトの評価値+1013で先手優勢。

この手順は、▲8一角が少し見えにくい手で以下▲7四歩から攻める手ですが、後手も△6五桂と跳ねて△5七桂不成の筋があるので、先手もいやな形です。

▲7三歩成には後手から△9五角で受けきっている感じがしますが、そこで▲7七桂がうっかりしやすいです。

▲7七桂に△7三角なら▲6五桂がありますので△7七同桂不成ですが、▲6二と△同玉▲7八金△8九桂成▲7七銀△6五桂▲9六歩で、ソフトの評価値+1163で先手優勢。

この手順は、後手は飛車を渡す手ですが、さすが飛車と桂馬の交換は先手が駒得で先手が指せそうです。

焦点に歩が成り捨てるのが参考になった1局でした。