腰掛銀で飛車を受けに使う


上図は、角換わり腰掛銀からの進展で△6五歩と仕掛けた局面。ソフトの評価値+119で互角。

後手は△6三金とする前に△6五歩と仕掛けた形で、実戦は受けに回るのがいやだったので▲4五歩と攻め合いにしましたが、▲6五同歩としたときの受け方がよく分かっていませんでした。

△6五歩▲同歩△7五歩▲6九飛△3五歩で、ソフトの評価値+100で互角。

この手順は、▲6五同歩に△7五歩が手筋で▲7五同歩なら△6五桂で、ソフトの評価値-232で互角ですが、評価値は後手の方がいいです。

△7五歩には▲同歩とすることは少なく▲6六銀が形ですが、ここでは1段飛車の形を利用して▲6九飛という受け方があります。

攻め駒を玉側で使うのは、玉と飛車が接近するので受け損なうと危険ですが、△6五桂に▲同銀と受ける形を作っています。

△3五歩で△6五桂なら、▲同銀△6八歩▲同飛△5九角▲5四銀△6八角成▲同銀△5四歩▲6四角の王手飛車があります。

よって△3五歩と先手の桂馬の頭を狙ってきます。

△3五歩以下▲同歩△7六歩▲同銀△3六歩▲7四歩で、ソフトの評価値+37で互角。

この手順は、お互いに桂馬の頭を狙った展開で先手は攻める形にはなっていませんが、▲7三歩成としますと玉の周辺の駒が手厚くなります。

ただし後手玉は3一と遠い位置なので、手数はかかります。

ただ攻める将棋だけでなく、このような手厚く受けの手も指せるようになると手が広がる感じです。

腰掛銀で飛車を受けに使うのが参考になった1局でした。