上図は、横歩取り青野流からの進展で△2八歩と打った局面。ソフトの評価値+1255で先手優勢。
対局中は、いい勝負か少し先手の模様が悪いのかと思っていましたが、先手優勢は意外でした。
後手は角と桂馬が働いていますが、先手玉の周辺との駒の組み合わせで少し急所から外れているという感じでしょうか。
本譜は△2八歩に▲2二と△2九歩成▲2三と△3九とで、ソフトの評価値+1369で先手優勢と進みましたが、△3九とでは△5六桂でソフトの評価値-184で互角。

この手順は、先手は▲2二とから攻め合いにいったのですが、△5六桂が詰めろで厳しいです。
△5六桂に▲同歩は△4八角成▲同玉△5八金まで。
後手の角と桂馬とと金の連携が取れてぴったりです。
▲2二とでは▲3七桂がありました。ソフトの評価値+1316で先手優勢。

△2八歩に▲3七桂と逃げる手は全く見えていませんでした。
後手の4五の桂馬がいなくなると先手も少し受けやすくなります。
▲3七桂に△同桂成なら▲同銀△8五角▲8九飛で、ソフトの評価値+1728で先手優勢。
この手順は、桂馬の交換から△8五角としましたが▲8九飛の自陣飛車で先手が指せるようです。
▲3七桂に△2九歩成なら、▲4五桂△2八と▲4九銀△3九と▲5八銀△3七歩▲同金△8五角▲6七歩で、ソフトの評価値+1844で先手優勢。
この手順は、後手は4五の桂馬を捨ててと金の活用で勝負に出た手ですが、先手は攻め合いでなく受けに回る展開で、最後の▲6七歩と△6六桂を受けて先手優勢です。
将棋は、受けに回るか攻めに出るか難しいところがありますが、攻めにいって反動がきついと受けが厳しくなるので、その場合は最初から受けに回ていた方がいいみたいです。
このあたりをできるだけ短い時間で判断できるようになりたいです。
攻め合いでなく受けに回るのが参考になった1局でした。