上図は、相居飛車からの進展で後手が8筋の歩を交換して△8六同飛とした局面。ソフトの評価値+29で互角。
次に後手から△8八角成とされるとまずいので先手は受ける形です。
本譜は▲8七歩△8四飛▲4七銀で、ソフトの評価値-32で互角。

この手順は、▲8七歩と打って受ける形ですが後手に7六の歩があるため、8八の銀と7八の金が使いづらいです。
この戦型になるとそれは仕方ないと思っていましたが、ここでは別の指し方があったようです。
▲8七歩では▲8七金がありました。ソフトの評価値+151で互角。

▲8七金は全く考えていませんでした。
▲8七金△8四飛▲8六歩と進みますが、この後▲7六金としても△8八角成でまずいので、▲7六金とすることはできません。
▲8七金△8四飛▲8六歩△7三桂▲4七銀△6五桂▲4八玉△6三金▲7九角で、ソフトの評価値+93で互角。
この手順は、▲8七金から▲8六歩で受けて右玉にする展開です。
先手から動く展開にはなりませんが、後手から攻めて駒が入ればそれを活用する指し方です。
右玉なので先手から攻める展開は反動がきつそうです。
8七の金と8八の銀の形はあまりよくありませんが、後手から攻めてくると金と銀がほぐれてくるという感じだと思います。
3段目に金が上がって受けるのが参考になった1局でした。