飛車を取って3筋の位を活かす△3六桂


上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲7三歩成とした局面。ソフトの評価値-1379で後手優勢。

後手は玉頭位取りに組んでいますが、銀冠からの手の流れでこのようになりました。

▲7三歩成で▲7五飛だと△7四銀で飛車が死ぬ形なので▲7三歩成としました。

本譜は△7三同桂▲6五桂△同歩で、ソフトの評価値-1135で後手優勢。

この手順は、△7三同桂のところでも△6五同歩のところでも飛車を取る手があったのに指せなかったですが、今見ても慎重に指していたようです。

評価値は別に下がっていないので悪くはなかったようですが、やはり▲7三歩成に後手の推奨手は△7六歩でした。

△7六歩▲6三と△7七歩成▲5四歩で、ソフトの評価値-1303で後手優勢。

この手順は、最初に見えた手で飛桂と銀の交換で後手が駒得ですが、▲5四歩の対応がぱっと見で見えなかったので、この展開にできませんでした。

▲5四歩以下△同金▲5五歩△3六桂で、ソフトの評価値-1351で後手優勢。

この手順は、△5四同金が少しうっかりしやすい手で▲5五歩で金が死にますが、この瞬間に△3六桂と王手をする手が意外と厳しいようです。

後手は、3六の桂馬と7七のと金と持ち駒の飛車を歩を使って先手玉を攻略する狙いです。

△3六桂に▲1八玉なら、△7八飛▲4七銀打△5七歩▲同金△1五歩▲同歩△6八と▲5四歩△5九と▲3九金打△7九角▲6七金△5八と▲5三歩成△4八とで、ソフトの評価値-2370で後手勝勢。

この手順は、△5七歩の叩きと△1五歩の端攻めが厳しく、以下と金を活用して後手勝勢です。

△3六桂に▲同銀なら、△同歩▲5四歩△4九銀▲4七銀△6九飛▲4八銀△6七と▲同金△3八銀成▲同銀△3七歩成▲同銀直△6七飛成で、ソフトの評価値-1700で後手優勢。

この手順は、△4九銀や△6九飛として簡単に△3七歩成と形を決めない指し方が興味深いです。

やはり最初の局面から飛車をとって3筋の位を活かす△3六桂と張り付くのが手の流れだったようです。

飛車を取って3筋の位を活かす△3六桂が参考になった1局でした。