手厚く攻める△6七銀

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲6四ととした局面。ソフトの評価値-1739で後手優勢。

この局面は後手の銀得ですが、7四の銀と6五の桂馬を取られると後手が桂損になるので、気持ち的には後手も忙しい局面です。

本譜は△3七歩成▲同金左△5八歩成▲7四とで、ソフトの評価値-1268で後手優勢。

この手順は、△3七歩成としたのは自然な手かと思っていたのですが、▲3七同金左と玉を固める形になったので、候補手の1つではありましたが推奨手ではなかったようです。

△3七歩成では△6七銀がありました。ソフトの評価値-1816で後手優勢。

この手は、△6七銀と6六の歩を拠点にした打ち込みです。

△6七銀には▲7四と△8二飛▲6五銀△5八歩成で、ソフトの評価値-1516で後手優勢。

この手順は、7四の銀と6五の桂馬が取られますが、△5八歩成として攻める手です。

銀と桂馬が取られましたが、先手の7四のと金と6五の銀があまり働いていないので、この間に後手が攻める形です。

△5八歩成以下▲4七金直△3七歩成▲同金寄△6八銀不成▲3五歩△同銀▲4七桂△3六桂▲2七玉△4八と▲3五桂△3四金で、ソフトの評価値-1787で後手優勢。

この手順は、玉頭戦になった展開で△6八銀不成に先手は飛車を逃げずに▲3五歩とする手が先手の勝負手です。

玉頭戦は、少しの駒の損得より厚みが大事で、この場合は飛車より3筋の厚みが大事ということみたいです。

後手がよさそうですが、まだ将棋は大変です。

手厚く攻める△6七銀が参考になった1局でした。