トーチカから穴熊に組む

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で、5筋の歩の交換で△5四同銀とした局面。ソフトの評価値-37で互角。

後手は美濃囲いに対して、先手はトーチカの変形のような囲いで一応先手玉も囲いが完成しているので動いた方がいいと思っていました。

本譜は▲2四歩△同歩▲3六歩△6三金▲5五歩で、ソフトの評価値-243で互角。

この手順は、▲2四歩の突き捨てはいつでも▲2四飛とするための意味です。

▲3六歩は将来▲3五歩や▲3七桂を含みにした手で、以下▲5五歩と打ったのですが、この局面は評価値が下がっているのが意外でした。

▲5五歩に△同銀なら、▲2四角△2二飛▲3三角成△2八飛成▲5五馬△2九龍でソフトの評価値-186で互角。

この手順は、▲2四角から▲3三角成と強く出る手で、角銀と飛桂の交換でほぼ互角ですが、先手玉の囲いに対して後手は飛車が2枚あるので、実戦的には先手が勝ちにくい気がします。

本譜は、▲5五歩△4三銀▲2四角△4四角で、ソフトの評価値-101で互角。

この手順は、▲2四角に△4四角と軽く指すのが振り飛車らしい手で、実戦的には互角ですが、後手の方が指しやすい気がします。

▲2四歩では▲5五歩がありました。

▲5五歩△6三銀引▲9八香△6二金寄▲9九玉で、ソフトの評価値-46で互角。

この手順は、2筋を突き捨てずに▲5五歩とする手です。

▲5五歩に△同銀なら▲同銀△同角▲2四歩で、ソフトの評価値+187で互角。

この手順は、▲2四歩から先手は飛車が捌けそうなので先手も指せそうです。

よって▲5五歩に△6三銀引としますが、先手は▲9八香から▲9九玉と穴熊にするのが興味深いです。

私の使っているソフトは、トーチカの囲いをあまり評価していないみたいで、トーチカから穴熊を推奨する手が多く、トーチカのままやトーチカから8筋を盛り上げて銀冠を目指す指し方はあまり推奨していないようです。

別の投稿の参考です。https://shogiamateur.com/?p=14445&preview=true

このあたりはあまり理解できておりません。

7七に桂馬が跳ねている穴熊なので、普通の穴熊に比べ弱いはずですが、それでも穴熊に組むようです。

どの程度の耐久力がある穴熊かは分かりませんが、このあたりは実戦で感覚を掴まないことには何とも言えません。

トーチカから穴熊に組むのが参考になった1局でした。