上図は、角換わりからの進展で後手が△7五歩と突いた局面。ソフトの評価値+238で互角。
後手から△7五歩と早い仕掛けをするのは少ないですが、先手が早い段階で▲1六歩と端歩を突いているため、その手を咎めるために後手が急戦を仕掛けました。
実戦は△7五歩以下▲同歩△6五桂▲6六銀△6四歩▲3七銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩で、ソフトの評価値+170で互角。

この手順は、7筋の歩を突き捨てて△6五桂と跳ねるのが手の流れです。
△6五桂に▲8八銀もあるのですが、△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛で、先手は▲3六歩と突いているのでいつでも後手から△5五角がうるさい攻めなので▲6六銀としました。
実戦は、8筋の歩の交換をして▲8七歩△7六飛▲8五角でソフトの評価値+458で先手有利となりましたが、△7六飛では△8四飛がありました。ソフトの評価値+141で互角。

実戦の△7六飛▲8五角に△9五角は▲7九玉で耐えているようです。
この形は、先手が3七の銀で飛車が受けに効いているため先手も簡単にはつぶれないのですが、4八の銀であれば壁になって飛車が受けに効いていないので、ちょっと先手は怖い形です。
よって後手は△8四飛と引いて1歩損ですが、ここからの先手の指し方が難しいです。
△8四飛以下▲4六銀△3二金▲7四歩で、ソフトの評価値+258で互角。
この手順は、▲7四歩が少し勇気がいる手です。
▲7四歩に△同飛なら、▲8二角△8八歩▲同金△7九角▲6九玉△8八角成▲同飛△7七金▲同桂△同桂成▲2八飛△6七成桂▲8五角で、ソフトの評価値+1481で先手優勢。
この手順は、後手がやや無理攻めですが、▲8五角に△8四飛なら▲4一金で詰みです。
▲7四歩に△4二玉なら、▲7五銀△8五飛▲8六銀△8三飛▲6六歩△4四角▲5五角で、ソフトの評価値+468で先手有利。
この手順は、▲6六歩から後手の桂馬が取れそうで先手指せそうです。
7筋突き捨てて△6五桂の受け方が参考になった1局でした。