上図は、後手横歩取り△4五角戦法からの終盤で△4八金と5八の金が寄った局面。ソフトの評価値+3000で先手勝勢。
先手玉が薄く後手に迫られていますが、まだ後手の駒が少ないので残しているかと思っていました。
ただし、後手玉の寄せかたが分からなかったので、本譜は後手玉を挟み撃ちするつもりで指したのですがこれがよくなかったようです。
本譜は▲9六角△2九龍▲6三角成△5二金で、ソフトの評価値+334で先手有利。

この手順は、▲9六角から▲6三角成として次に▲4一飛成△同銀▲4二銀△同玉▲3四桂以下の詰めろですが、△5二金と粘られると意外と後手玉が寄りません。
一般的に玉を寄せるときは、片方でなく挟み撃ちするのが寄せやすいのですが、この場合は6三の馬が当たりになっているので先手も忙しいです。
ソフトはここから▲4四桂△同歩▲4三桂△同銀▲3三馬で、ソフトの評価値+1259で先手優勢となっていますが、実戦では桂馬2枚を捨てる寄せはまず指せないように思います。
▲9六角では▲3三桂がありました。ソフトの評価値+2872で先手勝勢。

今見ても▲3三桂は普通の手で後手に銀があれば△4二銀のような手もあるのですが、銀はないのでその心配はありません。
▲3三桂△2九龍▲4一桂成△同銀▲3三馬に△4二桂なら、▲同馬△同玉▲3四桂△5一玉▲4一飛成△6二玉▲6一龍△同玉▲5二金△同玉▲4一銀△6一玉▲5二金△7二玉▲6一角△8二玉▲8三銀まで。
この手順は、先手が詰ましにいった手で、△4二桂▲同馬に△6二玉な▲5三馬△同玉▲5四銀△6二玉▲6三銀成△同玉▲7五桂△5二玉▲6三角△5三玉▲4四金打△同歩▲3三飛成△4三金▲4四金まで。
先手玉は詰めろでないので、無理に詰ましにいかなくてもいいですが詰ませるときは詰ましたいです。
これらの手順は、横歩取り△4五角戦法の後手玉を寄せるときによく出る筋で、知っているのと知らないのでは時間の使い方が全く違ってきます。
本局は寄せ方を失敗しましたが、今後に役立てたいです。
横歩取り△4五角の後手玉の寄せ方が参考になった1局でした。