上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲3五歩と打った局面。ソフトの評価値-1199で後手優勢。
駒の損得はありませんが、先手玉より後手玉が固いので後手が指せています。
ただし▲3五歩はなかなかの手で、後手もどのように対応するか難しいです。
本譜は、△3五同銀▲4七桂△3六歩▲3五桂△3七歩成▲同金△3四銀▲4三桂成△同金で、ソフトの評価値-1253で後手優勢。
この手順は、お互いに玉の守りが薄くなりましたが、まだ後手玉の方が固くそこまで評価値は下がっていなかったようです。
本譜は以下▲3五歩に△3六歩▲同金△8七飛成としましたが、△8七飛成では△4七角がありました。ソフトの評価値-1461で後手優勢。

この手順は、▲3五歩に△3六歩と叩いて△4七角とする手で、先手の金を上ずらせて角を打ち込みます。
△4七角は、△3六角成や△3八金や△2九角成を含みにしています。
△4七角に▲2七銀なら、△2九角成▲同玉△8九飛成▲3九桂△4七桂が詰めろで、ソフトの評価値-3419で後手勝勢。
よって先手はほぼ受けなしなので▲3四歩と攻め合いにでます。
▲3四歩△3八金▲1七玉△3六角成▲3三歩成△同金で、ソフトの評価値-2066で後手勝勢。

この手順は、お互いに一直線に攻め合いになったのですが、△3六角成が▲3五桂の王手を消して自陣を手厚くしています。
また△3三同金の局面は、△8七飛成以下の詰めろで△3三同金に▲2七銀と受けても△8七飛成がまた詰めろで一手一手になります。
△3三同金 以下▲3四桂△同金▲3一銀△同玉▲3二歩△同玉▲4三銀△同玉▲5四銀△3三玉▲4二角△同玉▲4三銀打△3三玉で不詰み。
この手順は、▲3四桂から後手玉を詰ましにいったのですが、少し駒が足らないようです。
玉頭戦は上部を手厚くするのが参考になった1局でした。