上図は、後手雁木に先手が左美濃からの進展で△8四桂と打った局面。ソフトの評価値+779で先手有利。
対局中は少し指しやすいと思っていましたが、後手の△8四桂も結構いやな筋です。
とりあえず△7六桂の王手が入ると先手玉は狭くなりますので、それは防がないといけません。
本譜は▲6七銀打△6五歩▲5六銀引△1九角成▲4三香△6六歩で、ソフトの評価値+932で先手優勢。

この手順の▲6七銀打は手堅く指したつもりですが、以下△6六歩と取り込まれると▲同銀には△7六桂があるので先手玉が危険になります。
ただし、歩で銀をぼろっと取られるのもちょっともったいないという気持ちにもなります。
本譜は△6六歩以下▲4二香成△同金▲6六銀△7六桂で、ソフトの評価値-53で互角。
この手順は、やはり△7六桂と跳ねられると先手玉が危険になるので、先手の受けが失敗でした。
△6六歩には▲4二香成△同金▲6四歩で、ソフトの評価値+1138で先手優勢。

この手順は、△6六歩の取り込みに▲4二香成から▲6四歩とする手です。
▲6四歩に△同馬なら、▲3二馬△同金▲5五銀打で、以下△7二桂▲4三歩成△6七歩成▲同金△3七角▲4五飛で、ソフトの評価値+861で先手優勢。
この手順は、▲5五銀打に△7二桂が粘り強く、▲6四銀なら△同桂で△7六桂右を狙われてうるさいです。
ただし、▲4三歩成として6七の銀は取られますがいい勝負のようです。
この形は、△6七歩成の筋には▲同金とすれば△7六桂に▲同金で受けることができるのが急所のようです。
また▲6七同金の形は△6六歩と打っても▲同金で受けが効きます。
△7六桂と跳ばれるのは、最後の手段と思っておいた方がよさそうです。
左美濃の桂馬の攻めの受け方が参考になった1局でした。