寄せはしっかり指さないともつれる

上図は、相居飛車からの終盤戦で▲2二歩成の詰めろに△3四歩と突いて受けた局面。ソフトの評価値+2897で先手勝勢。

この局面は、先手玉もまだ詰みはなく手番を握っている先手が勝勢です。

ここで後手玉に詰ましにいくか、詰めろをかけるかですが、普通は▲2三とです。

しかし実戦では別の手を指しておかしくなりました。

本譜は▲4一桂成△3三玉で、ソフトの評価値+176で互角。

△3三玉で後手玉がかなり広くなったので、簡単につかまりません。

対局中は最初に▲4一桂成が見えて△同玉なら▲2三角と打って以下詰みですが、△3三玉が気になりました。

その後▲4一桂成の別の手で▲2三とが見えたのですが、△3二金が気になって、結局考えがまとまらないまま▲4一桂成としましたが、これが悪手で互角になりました。

いくら早指しとはいえちょっと手の見え方が悪かったです。

▲4一桂成では▲2三とがありました。ソフトの評価値+1762で先手優勢。

▲2三とは▲3三銀以下の詰めろですが、△3二金と受けても▲3三銀で、ソフトの評価値+99994で先手勝勢。

この手順は、▲2三とに△3二金と受けたのですが、▲3三銀で以下詰みです。

▲3三銀△同金▲3一角△同玉▲2二銀△4二玉▲3三とまで。

なお、▲3三銀で▲3二と△同玉▲4一銀とすると△3三玉で、まだ手数がかかります。

このあたりも手が見えてなかった感じです。

よって▲2三とに後手は攻めにでます。

▲2三と△5八金▲6七玉△4五角▲5六銀で、ソフトの評価値+2736で先手勝勢。

この手順は、△5八金はやや重たいのですが、▲7七玉なら△8八角の筋、▲7八玉なら△8八歩成から△8六飛の筋であやを求めた手です。

△5八金には▲6七玉で△4五角に手厚く▲5六銀と打って先手勝勢です。

以下△5四角▲5五歩で、ソフトの評価値+3682で先手勝勢。

寄せはしっかり指さないともつれるのが参考になった1局でした。