上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲4五歩と突いた局面。ソフトの評価値-36で互角。
対局中は、このあたりになる手順で失敗したなと思っており、▲4五歩と突かれていつでも▲4四歩を突かれると、後手玉はあまり固くないので駒組が悪かったかと思っていました。
本譜は△3八歩▲2六角△5五銀▲3七桂△3九歩成▲5六歩△6四銀▲4四歩で、ソフトの評価値+394で先手有利。
この手順は、△3八歩からあやを求めたのですが、先手は▲2六角から▲3七桂として▲4四歩と突くのは理想的な展開です。
後手の2二の銀が壁銀なのであまり受けが効かないとはいえ、もう少し後手は工夫すべきでした。
△3八歩では△6五銀がありました。ソフトの評価値-11で互角。

△6五銀はあまり働いていない7三の角を交換する狙いです。
角の持ち合いになるとお互いに角の打ち込みが気になります。
△6五銀に▲7三角成なら△同桂で、ソフトの評価値-126で互角。
この手順は、△6五銀とすることで8四の飛車が一時的に▲4四歩の受けに利いています。
先手は△2八角や△2七角の打ち込みが気になります。
先手は4筋の位を取っているのでもう少しじっくり指してどうかが気になります。
△6五銀に▲6六歩△5四銀で、ソフトの評価値+62で互角。

この手順は、△6五銀に▲6六歩と突いて△5四銀と引かせる手です。
△5四銀で△3七角成もありますが、▲同桂△5四銀▲4四歩の筋があり△同歩なら▲同銀△4三歩▲5三銀成△同玉▲7五角の王手飛車があります。
また▲3七同桂とされると4五の地点を桂馬で守っている形になります。
よって△5四銀と引いて△4五銀が狙いで以下▲4六銀でどうかという将棋みたいです。
なお、△5四銀に▲4四歩は△同歩▲同銀△4五銀で、ソフトの評価値-673で後手有利。
この手順は、△4五銀が飛車取りと4四の銀取りになり先手失敗です。
後手は将来▲4四歩がくるのは仕方ないですが、どのような形で受けるかが大事みたいです。
実戦の▲2六角から▲4四歩で飛車と角と銀と桂馬の攻めを受けるより、△6五銀がはるかによかったようです。
どのような形で受けるかが参考になった1局でした。