右玉の△6一玉に角を打ち込む

上図は、角換わりからの進展で5二の玉が△6一玉とした局面。ソフトの評価値+100で互角。

部分的には△6一玉は自然な一手で、本譜は▲7九玉△7二玉でソフトの評価値+31と進みましたが、ここでは面白い手があったようです。

▲7九玉で▲4一角△2二金▲4五桂で、ソフトの評価値+78で互角。

▲4一角は△6一玉としたため生じた手で、8一の飛車の横の利きが無くなっています。

▲4一角に△2二金と受けますが、▲4五桂が継続手です。

▲4五桂に△4四銀なら、▲2四歩△同歩▲同飛で、ソフトの評価値+758で先手有利。

この手順は、▲2四飛とすることが出来て飛車が成れそうな展開で先手指せそうです。

よって▲4五桂には△7二玉▲3三桂不成△同桂▲4二銀で、ソフトの評価値+265で互角。

この手順は、△7二玉として以下銀と桂馬の交換から▲4二銀と4一の角に紐をつけた手です。

銀と桂馬の交換で先手が少し駒得ですが、やや攻めが細いところはあります。

先手の次の狙いは▲2四歩です。

▲4二銀以下、△3二角▲3一銀不成△4一角▲2二銀不成△4四角▲4二金で、ソフトの評価値+389で先手有利。

この手順は、△3二角の受けに▲3一銀不成が見えづらい手で以下金を取って▲4二金と張り付いて先手指せそうです。

なお、▲2二銀不成に△2一金なら、▲6三角成△同金▲4二銀成で、ソフトの評価値+478で先手有利。

この手順は、▲4二銀成として後手の3二の角が取られる形なので先手指せそうです。

先手の攻めがやや単調なので、先手優勢まではならないようですが、後手の飛車の横の利きが無くなったときにはこのような攻めがあるようです。

後手が△6一玉としたときには、このような変化もあると知っていれば読みの幅が広がりそうです。

右玉の△6一玉に角を打ち込むのが参考になった1局でした。