上図は、角換わりからの進展で△4八歩成とした局面。ソフトの評価値+429で先手有利。
対局中は、少し先手が指しやすいとは思っていましたが、△4八歩成もいやな手で△5八とから△7六歩のような手がくると、先手もうるさい形です。
実戦は▲7三歩成△同玉▲9七桂で、ソフトの評価値+290で互角。

この手順は、▲7三歩成と桂馬を取った手は自然な手で以下▲9七桂と跳ねて、次に▲8五桂を狙って守りの桂馬を攻めに参加させた手です。
▲9七桂という手は攻め駒を増やす意味でたまにでる筋ですが、守りも薄くなるのが気になります。
▲9七桂には△7四銀と受けたのですが、△8四銀と受けて以下▲6七金右△4七角▲8九飛で、ソフトの評価値+394の展開もあったようです。
先手有利みたいですが、飛車が使えない形なので先手も大変です。
▲7三歩成では▲8四銀がありました。ソフトの評価値+456で先手有利。

攻めの上部を手厚くする▲8四銀が味のいい手です。
次に▲7三歩成△同金▲同銀成△同玉▲5一角の筋があるので、後手は受けないといけません。
▲8四銀に△8二銀なら、▲4七歩△同と▲7三歩成△同金▲同銀成△同銀▲7五桂△7四銀打▲6三桂成▲4四歩△同飛▲2六角で、ソフトの評価値+471で先手有利。
この手順は、▲4七歩と打つのが味がよく、△同ととさせると▲7三歩成に△同銀は▲8三角から▲4七角成の筋があります。
▲4七角成に△同飛成▲同金△3八角はありますが、後手玉は飛車を渡すと怖い形です。
▲8四銀に△7四銀は▲5四角△6三銀打▲3二角成△5八と▲7五歩で、ソフトの評価値+311で先手有利。
この手順は、▲5四角と打たせる手で普通はあまりないのですが、後手も受けてばかりいてはジリ貧ということで、以下の△5八とに期待した展開です。
ただし▲7五歩が厳しく先手指せそうです。
攻めの上部を手厚くするのが参考になった1局でした。