横歩取りで△2八角を打たせる変化

上図は、横歩取り青野流からの進展で△6二銀と上がった局面。ソフトの評価値-8で互角。

この局面は、先手の1歩得ですが2七に歩がいるため、2筋から歩を使って攻めるのはほぼ無理な形です。

なお2七に歩がいるのは少し奇妙な形ですが、数手前に後手が△2六歩と歩を垂らして▲2八歩と受けた後に△2七歩成▲同歩となったためです。

本譜は、▲3八銀△5一金▲3五飛△8二飛▲8七歩△8八角成▲同銀△3三桂▲3九金で、ソフトの評価値-62で互角。

この手順は、3七の桂が浮いているので▲3八銀として紐をつけたのですが、いつでも△2八角の筋があります。

本譜は角交換の後▲3九金として△2八角を防ぎましたが、あまりいい形ではありません。

形勢は互角ですが、先手は少し駒組に苦労しそうです。

▲3八銀では▲4八銀がありました。

▲4八銀△8八角成▲同銀△3三歩▲2四飛△2三歩▲2五飛△2八角▲8七銀で、ソフトの評価値+78で互角。

この手順の▲4八銀はいつでも△2八角があるので少し危険な意味がありますが、▲4八銀から▲3八金と駒組する意味です。

なお、▲4八銀の前に▲3八金なら△2八角は防げます。

ただし、▲4八銀と先に上がっても△2八角に対応できれば問題ないです。

変化手順は、角交換から△3三歩と打って▲7七角の筋を消してから△2八角と打ったのですが、▲8七銀が少し気が付きにくいです。

▲8七銀に△8二飛なら、▲5六角△1九角成▲8三歩△9二飛▲8五飛△7一銀▲8二歩成△同飛▲8四歩で、ソフトの評価値+1107で先手優勢。

この手順は、▲5六角に△7二金と受けたら▲2三角成があるので、△1九角成としたのですが、▲8三歩と叩いてから飛車を回って歩を成り捨てて▲8四歩が手筋で先手指せそうです。

▲8七銀に△8四飛なら、▲6六角△8二飛▲8三歩△同飛▲8四歩△8二飛▲8五飛△7二金▲8三歩成△同飛▲同飛成△同金▲2九飛で、ソフトの評価値+177で互角。

この手順は、▲6六角から▲8三歩とする手で飛車を回って飛車交換してから▲2九飛で角を取る手です。

先手は角は取れそうですが、△8八歩や△8六歩もあっていい勝負のようです。

横歩取りで△2八角を打たせる変化が参考になった1局でした。