銀を捨てて桂馬を打って寄せる

上図は、角換わりからの変化手順で、△7七角成と金を取った局面。ソフトの評価値-99972で後手勝勢。

この手は、先手が攻めるべきところを受けに回った変化手順ですが、これで詰んでいるのが意外でした。

△7七角成には合い駒をするか逃げるかのどちらかですが、▲6八銀と合い駒が気になります。

▲6八銀で、ソフトの評価値-99977で後手勝勢。

この手は合い駒した手で、先手玉は右側が広いように見えます。

▲6八銀△同桂成▲同金△5八銀で、ソフトの評価値-99980で後手勝勢。

この△5八銀と打つ手が急所で、手数は長いですがこれで詰んでいるようです。

△5八銀▲同玉△4六桂で▲4八玉なら、△4七歩▲同玉△3八銀▲4六玉△4五香▲同玉△4四金▲4六玉△5五馬まで。

この手順は、△4六桂と打つのがいい手で、意外とこれで先手玉は狭いです。

また△4五香もうっかりしやすい手で、▲3七玉なら△2七金まで。

これらの手順は、後手の持ち駒に桂馬があるのが大事みたいで、桂馬の利きで玉の逃げ道を狭くしています。

なお、最初の局面で▲6八銀と合い駒するのでなく▲6八角でも詰みです。

▲6八角△同桂成▲同金△5八銀▲同玉△4六桂▲4八玉△4七歩▲同玉△2九角▲4六玉△4四香▲4五歩△4七金▲5六玉△3七金▲4六玉△4七角成まで。

この手順は、合い駒が銀と角の違いはありますが、同じように△5八銀から△4六桂と追って最後は開き王手でぴったり詰みです。

△5八銀から△4六桂が見えたら以下並べ詰みのようなところはありますが、やはり終盤力は大事だと思います。

銀を捨てて桂馬を打って寄せるのが参考になった1局でした。