金はとどめに残す

上図は、相居飛車からの終盤戦で▲5三桂と王手に打った手に4一の玉が△5一玉とした局面。ソフトの評価値+3138で先手勝勢。

この局面は先手にたくさん持ち駒があり、先手玉は詰まない形で後手玉が一手一手なので先手勝勢ですが、ここからの寄せがまずかったです。

本譜は△5一玉▲6一金△4二玉で、ソフトの評価値+1253で先手優勢。

この手順は、▲6一金と打つのは自然な一手に見えたのですが、金を使うのは少し重たく△4二玉で後手がもうひと踏ん張りきく形です。

以下▲2二歩成は詰めろになりますが、やや手の流れが重いです。

やはり金は最後に残しておく方が手が広いです。

▲6一金では▲7一角がありました。ソフトの評価値+2275で先手勝勢。

▲7一角がありましたが、全く見えていませんでした。

▲6一金以外は全く考えてなかったという感じです。

▲7一角は▲4一金と▲6一金の詰めろになっており、6二の地点に玉を逃げられないようにしています。

後手玉は受けが効かない形なので、攻めるしかありません。

▲7一角以下△5九角▲同玉△5八金で、ソフトの評価値+1866で先手優勢。

後手は△5九角と捨てて△5八金と迫りますが、先手玉は広いです。

△5八金以下▲同飛△4七桂▲6八玉△5八歩成▲同玉△5九飛▲4七玉△5三金▲同歩成△5六銀▲4六玉で、ソフトの評価値+6032で先手勝勢。

この手順は、後手が飛車を取って△5三金からあやを求めますが、先手玉は広く逃げ切れそうです。

やはり最終盤も精度の高い手を指した方がまぎれが少ないようです。

飛車を渡す形になって、一見危ないようでも先手玉は意外と広いので問題なかったです。

金はとどめに残すのが参考になった1局でした。

横歩取り青野流で△2八歩

上図は、横歩取り青野流からの進展で実戦では△5五角と打ったのですが、△2八歩は変化手順です。ソフトの評価値+102で互角。

対局中に△2八歩と打たれたらどう対応すればいいのかと思っていましたが、実戦では△5五角だったのでその展開になりませんでした。

ただし、△2八歩と打たれた時の対応が分かってなかったので、この機会に調べてみました。

△2八歩は手筋で、▲同銀なら△5五角と打つと銀取りと△7七角成を狙っています。

△2八歩▲同銀△5五角▲2二歩で、ソフトの評価値+43で互角。

この手順は、△2八歩に▲同銀に後手は狙いの△5五角としますが、そこで▲2二歩が手筋です。

▲2二歩に△同角では▲6八銀で、ソフトの評価値+305で先手有利。

この手順は、▲2二歩に△同角とすると▲6八銀で、後手の角の働きがあまりよくないので先手指せそうです。

また▲2二歩に△同銀は▲3二飛成、△同金も▲3一飛成があります。

▲2二歩に△3三歩なら▲8四飛△2八角成▲2一歩成で、ソフトの評価値+568で先手有利。

この手順は銀と桂馬の交換ですが、先手はと金と飛車が働きそうで先手まずまずです。

よって▲2二歩には△3三桂と逃げます。

▲2二歩△3三桂▲2一歩成△4二銀▲6八銀で、ソフトの評価値+152で互角。

この手順は、△3三桂に▲2一歩成でと金ができて気持ちはいいですが、△4二銀が意外としっかりしています。

△4二銀に▲6八銀が少し指しづらいです。

△7七角成と△2八角成の両方を防ぐ手がないので、△7七角成を防ぐ▲6八銀ですが、△2八角成が気になります。

▲6八銀以下△2八角成▲2二とで、ソフトの評価値+240で互角。

この手順は、△2八角成に▲2二とがいい手で、△同金なら▲2四飛で馬取りと金取りの両取りになります。

ただし▲2二とには△4一銀で、以下▲3二と△同銀▲2四飛△1九馬▲2一飛成△3一歩で、ソフトの評価値+168で互角。

この手順は、先手は飛車が成った展開ですが、後手も△3一歩と底歩で受けていい勝負のようです。

この展開であれば、意外にも△2八歩は候補手の一つに上がってもよさそうです。

△2八歩には先手は別の対応があるかもしれません。

横歩取り青野流で△2八歩が参考になった1局でした。

並べ詰みだけど意外と難しい

上図は、先後逆で角換わりからの進展からの変化手順で、△4八飛に▲5八角と打った局面です。ソフトの評価値-99979で後手勝勢。

▲5八角は以前の関連の内容です。https://shogiamateur.com/?p=18716&preview=true

この局面は、後手玉が詰まないので△4七銀のような詰めろでも後手勝ちですが、▲7九玉と粘られてそこから少し手数がかかります。

これでもいいのですが、詰みがあるときは詰ませて詰み筋をたくさん覚えた方が今後の役に立ちそうな気がします。

▲5八角以下△同飛成▲同玉△4七角で、ソフトの評価値-99985で後手勝勢。

この手順は、▲5八角に飛車を切ってから△4七角とする手です。

△4七角は6筋と7筋に玉を逃げるのを防いだ手で、△4七角に▲6八玉は△6九金なので▲同玉しかありません。

▲4七同玉△3八銀で、ソフトの評価値-99988で後手勝勢。

△4七角に続いて△3八銀と駒を捨てる手です。

こんなに駒を捨てて大丈夫かと思いがちですが、4九のと金を活かした手です。

△3八銀に▲5八玉は、△4七角▲6八玉△6九金なので▲同玉となります。

▲同玉△3七銀▲同玉△5九角▲2七玉△2六歩▲1六玉△2七銀▲1五玉△1四歩▲同金△2五金まで。

この手順は、▲2七玉に△2六歩が少し打ちにくく▲1六玉と4段目に玉が上がって少し読みにくいのですが、△2七銀から△1五歩と△2五金の組み合わせでぴったりです。

これ以外の詰み方もありそうですが、△3八銀以下の詰まし方はちょっと読みにくい場面もありそうです。

△4七角以下の手順で意外と難しいのは、持ち駒の金と銀の枚数の把握です。

どんどん使うのはいいのですが、駒が足りているのかを頭の中で枚数を数えるのが意外と難しいです。

何となく詰みだと分かっても、実際は1枚足らなかったというのがたまにあります。

本にある詰将棋は詰むと分かって考えるのですが、実戦では詰むか詰まないか分からない状態で考えるので、短い時間では読み切れないことが多いです。

本局もまず詰ませられないと思います。

ただし、詰み手筋をたくさん覚えることで終盤が強くなるように思います。

並べ詰みだけど意外と難しいのが参考になった1局でした。

最後の粘りの自陣飛車

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で△6九銀と打った局面。ソフトの評価値-2070で後手勝勢。

この局面は、先手玉が詰めろで後手玉は詰まないので先手が悪いです。

ただし、後手の攻め駒は飛車2枚と銀なので、少し攻めが細いのが気になります。

対局中は、先手陣は受けなしだと思って実戦は△6九銀▲6八銀△7八銀成▲同玉△6九金でだめになりましたが、もう少し粘る手がありました。

△6九銀▲6八金寄△同龍▲同金△5八銀成▲7九飛で、ソフトの評価値-2359で後手勝勢。

▲6八金寄が少し粘りがあり、△同龍▲同金△5八銀成の開き王手に▲7九飛が少し気が付きにくい手です。

▲7九飛に△同龍なら▲同銀で、ソフトの評価値-358で後手有利。

この手順では、まだ戦いが長くなります。

よって▲7九飛△6八成銀▲1九飛△7八金▲9八玉△8八金▲同玉△7八金▲9八玉△8九銀で、ソフトの評価値-1974で後手優勢。

この手順は、△7八金から清算して△8九銀と打ち込む手です。

後手は戦力が少ないのが気になります。

△8九銀▲同飛△同金▲同玉△7九飛▲9八玉△7八金で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は、後手は飛車を取って△7八金まで進むと先手玉は必至になります。

後手玉は詰まないので後手勝勢です。

本局では変化手順の▲7九飛はだめでしたが、局面によってはこのような粘り方は通用することもありそうなので、最後まであきらめずに手を探すようになりたいです。

最後の粘りの自陣飛車が参考になった1局でした。

手厚く攻める▲4二角成

上図は、角換わりからの進展で▲8一龍と桂馬を取った手に3三の銀を△2二銀と引いた局面。ソフトの評価値+899で先手優勢。

対局中は先手が少し指せていると思っていましたが、歩切れなので細かい攻めがまだできません。

△2二銀の受けが見えてなくて、次に△3一銀▲同龍△2二角のような手があります。

本譜は▲3二金△同飛▲2二角成△同飛▲3一銀で、ソフトの評価値+688で先手有利。

この手順は、重たい4三の金と銀を交換して▲2二角成から▲3一銀と攻めた手で少し攻めが軽いかと思っていました。

やはり大駒の角を渡すと先手は攻めが少し細く見えます。

評価値は少し下がっていたので、別の指し方があったようです。

▲3二金では▲4二角成がありました。ソフトの評価値+ 794で先手有利。

ふわっと▲4二角成とする手が終盤では少し見えづらいです。

▲4二角成の狙いは、▲3二金△同銀▲2四馬です。

▲4二角成に△4三銀なら、▲同馬△3一桂▲5四馬で、ソフトの評価値+1010で先手優勢。

この手順は、▲4三同馬とする手がいい手で、▲4三同金と遊び駒を活用したくなりますが、△4二飛▲同金△3三角が気になります。

△3一桂にあわてず▲5四馬と引いて、後手からの△3三角や△4四角の筋に備えます。

▲4二角成に△同飛なら▲同金左△4三銀▲同金△5四角▲9一龍△4三角▲4四銀で、ソフトの評価値+1032で先手優勢。

この手順は、後手が飛車と角を交換してから△5四角と龍と金の両取りに打った時に▲9一龍と香車を取るのがが少し見えにくい手です。

以下、△4三角と金を取らせて▲4四銀と△3三角の筋を消しながら攻めの拠点を作って、先手指せそうです。

先手は香車が入れば▲2七香が楽しみで、後手は2八に歩があるので、受けづらいです。

手厚く攻める▲4二角成が参考になった1局でした。

左美濃の△8八歩の受け方

上図は、後手雁木に対して先手が左美濃からの進展で△6二玉と5一の玉が移動した局面。ソフトの評価値+730で先手有利。

対局中は、少し攻め込んでいるので先手が指せていると思っていましたが、後手も軽く△6二玉とされる手は見えていませんでした。

本譜は△6二玉に▲5五桂△4二金左▲6三桂成と進みましたが、▲5五桂は評価値があまりよくなく、手としては少し重たかったようで、4五の銀が捌ききれていません。

▲5五桂では▲4四歩がありました。

▲4四歩△5四銀左▲同銀△同歩▲4三銀△8八歩で、ソフトの評価値+680で先手有利。

この手順は、▲5五桂を打たずに▲4四歩と打って以下銀交換から▲4三銀と打ち込む展開です。

4五の銀が持ち駒になって▲4三銀と打ち込むのは一つの理想的な攻めです。

これに対して△8八歩と打つのがいやな手です。

一見先手がずっと攻めていたので気持ちはいいのですが、先手玉は△8八歩が入るだけで少しいやな形になります。

左美濃の急戦形の玉は、少し守りが弱いので慎重に受けないといけません。

△8八歩▲7七桂で、ソフトの評価値+402で先手有利。

実は▲7七桂でソフトは▲8八同玉が推奨手で、以下△8四桂に▲6八桂を指摘しているのですが、以下△9五歩と攻められて自信がありません。

▲6八桂で△7六桂を防ぐのは分かりますが、壁になって逃げ道がなくなるのでとても指す気がしません。

端を攻められても、8四の桂がいなくなれば▲5六桂として逃げ道ができるみたいですが、感覚的に浮かびません。

よって△8八歩には▲7七桂で受けてどうかという形です。

意外とこの形は、先手玉を攻めるのは面倒かもしれません。

▲7七桂に△7五歩は、後手陣も弱いので指しづらいです。

よって▲7七桂に△6五桂打で、以下▲5二銀成△同玉▲8六桂△6三銀打で、ソフトの評価値+429で先手有利。

この手順は、後手の玉と飛車の位置が少し悪く▲8六桂と攻防に打てば先手の陣形も固くなります。

左美濃の△8八歩の受け方が参考になった1局でした。

玉頭戦は上部を手厚くする

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲3五歩と打った局面。ソフトの評価値-1199で後手優勢。

駒の損得はありませんが、先手玉より後手玉が固いので後手が指せています。

ただし▲3五歩はなかなかの手で、後手もどのように対応するか難しいです。

本譜は、△3五同銀▲4七桂△3六歩▲3五桂△3七歩成▲同金△3四銀▲4三桂成△同金で、ソフトの評価値-1253で後手優勢。

この手順は、お互いに玉の守りが薄くなりましたが、まだ後手玉の方が固くそこまで評価値は下がっていなかったようです。

本譜は以下▲3五歩に△3六歩▲同金△8七飛成としましたが、△8七飛成では△4七角がありました。ソフトの評価値-1461で後手優勢。

この手順は、▲3五歩に△3六歩と叩いて△4七角とする手で、先手の金を上ずらせて角を打ち込みます。

△4七角は、△3六角成や△3八金や△2九角成を含みにしています。

△4七角に▲2七銀なら、△2九角成▲同玉△8九飛成▲3九桂△4七桂が詰めろで、ソフトの評価値-3419で後手勝勢。

よって先手はほぼ受けなしなので▲3四歩と攻め合いにでます。

▲3四歩△3八金▲1七玉△3六角成▲3三歩成△同金で、ソフトの評価値-2066で後手勝勢。

この手順は、お互いに一直線に攻め合いになったのですが、△3六角成が▲3五桂の王手を消して自陣を手厚くしています。

また△3三同金の局面は、△8七飛成以下の詰めろで△3三同金に▲2七銀と受けても△8七飛成がまた詰めろで一手一手になります。

△3三同金 以下▲3四桂△同金▲3一銀△同玉▲3二歩△同玉▲4三銀△同玉▲5四銀△3三玉▲4二角△同玉▲4三銀打△3三玉で不詰み。

この手順は、▲3四桂から後手玉を詰ましにいったのですが、少し駒が足らないようです。

玉頭戦は上部を手厚くするのが参考になった1局でした。

最後の一手が見えにくい詰み手順

上図は、先後逆で角換わりからの進展の変化手順で、△4八飛と王手で飛車を打った局面。ソフトの評価値-99972で後手勝勢。

ソフトで999・・と出ると詰みがあるということですが、△4八飛で先手玉が詰んでいるということです。

△4八飛は以前の投稿の後半の続きです。https://shogiamateur.com/?p=18527&preview=true

この形は、ぱっと見で後手に桂馬があれば多分詰みだと考えるのですが、桂馬がないと詰むかどうかは何とも言えないのかと思っていました。

△4八飛には▲7九玉か▲5八角ですが、今回は▲7九玉で▲5八角は別の機会に書きます。

△4八飛▲7九玉△6九金▲同玉△5九とで、ソフトの評価値-99976で後手勝勢。

この手順は、▲7九玉に△6九金がたまに出る手で、▲8八玉なら△7九銀以下並べ詰みなので▲同玉とします。

そこで△5九とが少し指しにくい手で、後手の持ち駒に金がないので少し難しいです。

△5九とに▲同玉なら、△5八銀▲6八玉△6七銀成▲同玉△4九角▲5六玉△5五銀まで。

手順の△5八銀に▲4八玉なら、△4七銀打▲3七玉△2五桂▲2八玉△3七桂成▲同玉△3六飛▲2七玉△4九角▲1八玉△2七銀▲2九玉△3八角成まで。

この手順は、△2五桂がいい手で3二の飛車が活用できて詰みです。

よって、△5九とには▲7九玉と逃げます。

△5九と▲7九玉△7八飛成▲同玉△6九銀▲8八玉△7九角で、ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

この手順は、飛車を切って△6九銀としても▲8八玉で残っているようでも△7九角がありました。

ぱっと見で△7九角でも詰んでいないように見えます。

△7九角▲9八玉△9七角成▲同玉△9六銀▲同玉△9五歩▲8六玉△8五銀▲9七玉△9六歩▲8八玉△7八金▲9八玉△9七歩成▲同桂△同香成▲同玉△9二飛まで。

この手順は△9七角成から△9六銀と迫る手で、△7八金から△9七歩成で駒が1枚足らないと思いがちですが、3二の飛車が最後に△9二飛として詰みです。

△9二飛は盤面全体を意識していないと気が付きません。

なお、△9六銀に▲9八玉は△8七銀成▲同玉△7八銀▲8六玉△8七金▲9六玉△9五歩まで。

色々と変化はありますが、これらの手順は難しくて実戦では指せないです。

最後の一手が見えにくい詰み手順が参考になった1局でした。

できるだけ底歩を打たせない

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で5九の飛車が△2九飛成と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+298で互角。

駒割りは桂と香の交換でいい勝負ですが、先手の5四の歩の拠点が大きく少し先手が指しやすい感じがします。

本譜は▲5二角成△5一歩で、ソフトの評価値-69で互角。

対局中は、▲5二角成とするのは含みが多く自然な一手だと思っていたのですが、△5一歩と底歩を打たれると少し後手陣が引き締まった感じがします。

△5一歩に▲同馬は△同銀▲同龍△2四角で、ソフトの評価値-415で後手有利。

この手順は、▲5一同馬と底歩を取ったのですが、△2四角が攻防の一手で以下▲7一龍△同玉▲5七香のような手はありますが、そこまで急いで指すのは本筋でないような気がします。

△5一歩には▲6三馬△同銀右のような手もあるのですが、ちょっとはっきりしない感じです。

▲5二角成では▲5九香がありました。ソフトの評価値+167で互角。

香車は下段から打ての▲5九香ですが、これで後手の金か銀と先手の香車の交換はほぼ確定みたいな手です。

▲5九香に△1九龍なら、▲5二角成△5一歩▲6三馬△同銀右▲5三歩成で、ソフトの評価値+758で先手有利。

この手順は、△1九龍に▲5二角成とためるのが少しうっかりしやすい手で、単に▲5三歩成もありますが△同銀▲同香成△同金で4三の角にあたり少し先手が忙しくなります。

△5一歩と底歩を打った時に▲6三馬から香車の効果で▲5三歩成と攻めが継続できそうです。

振り飛車の粘り方でよく△5一歩という底歩があって、手順に底歩を打たせて固くなるというのは先手としては避けたいです。

底歩を打たせても攻めが継続できればいいのですが、継続できないと後手陣を突破するのに意外と手数がかかります。

できるだけ底歩を打たせないのが参考になった1局でした。

後手守備型への角換り腰掛銀の仕掛け

上図は、角換わりからの進展で▲4五歩と仕掛けた局面。ソフトの評価値+107で互角。

先手の2七の飛車は少し変わった位置にいますが、どのタイミングで▲4五歩と仕掛けようかというので、飛車で手待ちを繰り返してこの位置になりました。

このタイミングで▲4五歩と仕掛けたのは、後手が4二の金の形なので△同歩なら▲同桂△4四銀▲4六歩で、後手の3三の銀は4二に金がいるので引けないという意味です。

その後先手は、▲2四歩から歩を交換して1歩を持ってどうかというイメージしていました。

本譜は▲4五歩に△4三金直で、ソフトの評価値+185で互角。

後手は△4五歩と取らずに△4三金直として手待ちです。

後手は徹底抗戦の受けの形で、先手としてもいやな手です。

後手は7三の歩の形でなく7四の歩の形であれば▲4一角のような手もありそうですが、7三の歩の形だと角を打っても取られそうです。

本譜は、▲2九飛△4五歩▲同銀△同銀▲同桂△4四銀▲4六歩で、ソフトの評価値+101で互角。

この手順は、▲2九飛と手待ちをした手に△4五歩と取ってきました。

この手に▲同桂なら△4二銀と引いて次に△4四歩と桂馬を取る狙いがあり、これが△4三金直とした手の効果です。

よって先手は▲4五同銀として以下銀交換から▲4六歩と桂馬を守ってどうかという将棋です。

最後の局面は、似たような局面がたくさんありそうですが、手の流れとしてはおかしくはなかったようです。

ここからの先手は、2筋の歩を交換して、▲4一角や▲6一角や▲1五歩を含みに指す感じです。

後手は8筋の歩を突き捨てて、▲同銀なら△5五角、▲同歩なら△8五歩▲同歩△9三桂のような狙いになりそうです。

また△4七歩に▲3八金のような展開もありそうです。

後手守備型への角換わり腰掛銀の仕掛けが参考になった1局でした。