相手から動く手がなければ銀冠に組む

上図は、後手菅井流振り飛車からの進展で△6二銀と5三の銀が引いた局面。ソフトの評価値+145で互角。

この局面はお互いに手をだしづらいのですが、▲8七銀とすれば一瞬離れ駒ができますので、少し決断しにくかったのと後手が△6二銀と壁になったので先手から動いてみました。

本譜は▲3六歩△同歩▲同銀と△5三角▲2八飛△3五金で、ソフトの評価値-102で互角と進みましたが、△5三角で△3八歩なら、ソフトの評価値-219で互角。

この手順の3筋の歩を切ってから△3八歩とされると次の△3九歩成が受けづらく少し先手が指しにくいようです。

先手から3筋から動いたのに3筋の対応が難しいのでは、▲3六歩がやや失敗だったようです。

▲3六歩では▲8七銀がありました。

▲8七銀△7四歩▲7八金△7三銀左▲5六銀で、ソフトの評価値+25で互角。

この手順は、▲8七銀から▲7八金と銀冠に組む手で、▲8七銀の瞬間が怖いのですが後手が動いてこなければ▲7八金とできます。

後手も△7四歩から△7三銀左と駒組みしますが、このあたりは後手も手が広いです。

▲5六銀として▲6七銀や▲6五銀を含みにする感じです。

▲5六銀に△3六歩なら、▲同歩△3八歩▲6五銀△3九歩成▲8五桂△6二銀▲7四銀△8四歩▲9五歩△同歩▲9二歩△同香▲9三歩で、で、ソフトの評価値+930で先手優勢。

この手順は、やや先手がうまくいきすぎですが、△3六歩から△3八歩と動いてきたら、▲6五銀から▲8五桂と後手玉に直接迫る展開です。

このような展開になると、先手の銀冠が手厚く戦っている場所が違うので先手指せそうです。

ただしこの戦型では、3筋の歩が切れたら△3八歩のような手は要注意のようです。

相手から動く手がなければ銀冠に組むのが参考になった1局でした。