銀交換から銀を自陣に打って反撃


上図は、急戦矢倉模様からの進展で7筋の歩の交換から△7五同銀とした局面。ソフトの評価値+127で互角。

後手が早い動きで△7五銀とぶつけてきて、先手がそれまでの対応がまずかったかと思っていましたが、評価値は互角でした。

▲7五同銀なら△同角で△3九角成の筋が少し受けづらいかと思って▲7五同銀と指せなかったのですが、本譜の進行はあまりよくなかったようです。

▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛△8五歩で、ソフトの評価値-53で互角。

この手順は、2筋の歩を交換して▲2八飛としたのですが、△8五歩と伸ばされると次の△8六歩が気になります。

仕方ないので▲7五銀としましたが、△同角▲5七銀△8六歩で、ソフトの評価値-329で後手有利。

ここまでの手順は、後手に銀を捌かれて△8六歩と突ける展開になれば、後手の理想形の1つです。

▲2四歩では▲7五同銀がありました。

▲7五同銀△同角▲6六銀△4二角▲5五歩で、ソフトの評価値+97で互角。

この手順は、銀交換から▲6六銀と銀を打つのが少しもったいないような感じがしてやめました。

さらに△4二角と引くと▲2四歩と突いても△同歩で歩の交換ができないので、先手がまずいかと思っていましたがそうでもないようです。

△4二角には▲5五歩と中央で戦いを起こす手がありました。

▲5五歩に△同歩なら、▲同銀左△7五角▲5七歩△5六歩▲7六歩で、ソフトの評価値+325で先手有利。

この手順は、△7五角とでて△3九角成を狙った手ですが、▲5七歩が少し打ちづらいです。

△5六歩で受けづらいかと思いましたが、▲7六歩があれば先手指せそうです。

▲5五歩に△8五歩なら、▲5四歩△8六歩▲同歩△8七歩▲同金△8六角▲7八玉で、ソフトの評価値-17で互角。

この手順は、5筋を無視して△8五歩から△8六歩と動いてきた展開で先手は怖い形ですが、後手も▲5四歩と取り込まれるのもいやな形でいい勝負のようです。

銀交換から銀を自陣に打って反撃するのが参考になった1局でした。