▲3六飛にどのように受けるか


上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で、お互いに穴熊に組んだ展開から▲3六飛と6六の飛車が回った局面。ソフトの評価値-137で互角。

先手は▲3六飛として軽いジャブを入れた手で、後手がどのように受けるという場面です。

ただで▲3四飛とされるのはまずいのかと思い△2四角と受けたのですが、これがあまりよくなかったようです。

本譜は△2四角▲5八金左△3五角で、ソフトの評価値+144で互角。

この手順は、△2四角と出て△5七角成を受ける▲5八金左に▲3四飛を受ける△3五角ですが、だいぶ後手の評価値が下がっているのが気になります。

おそらくこの後手の手順はただ受けただけで、後手の駒組みがあまり発展していないのが理由だと思います。

3三の角が3五に出ても、このままでは使いづらいです。

△2四角では2通りの受け方があったようです。

一つは△2四角では△4五歩で、ソフトの評価値-81で互角。

△4五歩は角交換を目指す積極的な手で、▲3四飛の展開が気になります。

△4五歩▲3四飛△7七角成▲同桂△8八角▲4三角△5一金右▲2一角成△同玉▲3三桂△1一玉▲4一桂成△同金▲9八金△7七角成▲同銀△4六歩で、ソフトの評価値-291で互角。

この手順は、角交換から△8八角として駒得を目指した手に先手が▲4三角成から桂馬を取って▲3三桂とやや無理気味ではありますが動いてきた展開ですが、金を取って▲9八金で角を取る狙いです。

駒割りは金と桂馬の交換で後手が少し駒損ですが、先手陣はややばらばらなのでいい勝負のようです。

もう一つの受け方は△5二金右です。ソフトの評価値-84で互角。

この手は△5二金右と駒組みを進める手ですが▲3四飛と1歩損になるのが気になります。

△5二金右▲3四飛△4三金▲3六飛△8五歩▲7六飛△4五歩▲3三角成△同金▲7一角△5二飛▲7四歩△同歩▲同飛△6六角で、ソフトの評価値-306で後手有利。

この手順は、先手は▲3四飛から▲3六飛▲7六飛として1歩得して安定的な駒組みを目指したのですが、△4五歩から角交換を狙う展開で▲7一角の筋は気になりますが、△5二飛として以下△6六角で後手も指せるようです。

後手は1歩損をしたら、必要最低限の駒組みをして動く展開のようです。

歩損をして持久戦になれば、歩損が大きく後手が指しづらいと思います。

▲3六飛にどのように受けるかが参考になった1局でした。