どのような形で桂馬を取るか

上図は、後手角交換振り飛車からの進展で▲5六歩と突いた手に5五の銀が△6四銀と下がった局面。ソフトの評価値+23で互角。

対局中は、2五の桂馬をどのように形で取って駒得を図ればいいかということを考えていました。

単純に▲2五桂だと△2四歩から2五歩と2筋を伸ばされるのがいやだったので、▲6五歩としてからその予定だったのですが、これがまずかったようです。

▲6五歩△7五銀▲同銀△3九角▲2五飛△2四歩▲2七飛△7五角成で、ソフトの評価値-446で後手有利。

この手順は、▲6五歩に△5三銀を予想していて△7五銀はほとんど考えていませんでした。

△7五角成まで進むと先手は桂得ですが、歩切れで7筋の位がなくなりました。

7五の位がなくなると先手の陣形は急に薄くなった感じがします。

以下▲7六銀△4八馬で、ソフトの評価値-474で後手有利。

先手の飛車の働きもいまひとつなので、この局面は先手が指しづらいようです。

▲6五歩では▲3五歩がありました。ソフトの評価値+27で互角。

この手順は、桂馬を取る前に▲3五歩と細工をする手です。

▲3五歩に△同歩なら、▲2五飛でソフトの評価値+340で先手有利。

この手順は、△3五同歩と取らせてから▲2五飛と桂馬を取る手で、この形になれば先手の飛車は縦と横の両方に使えて軽い形なので先手が指せそうです。

▲3五歩に△5九角なら、▲2五飛△4八角成▲3六銀△2四歩▲2八飛△3九馬▲2七飛で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は、△5九角から△4八角成で後手は桂損ですがもたれる指し方で、先手の飛車にプレッシャーを与える展開です。

先手は桂得ですが、飛車と銀の位置があまりよくないのでいい勝負のようです。

ただし、7筋の位を取っており手厚く、いつでも駒が入れば玉頭戦にすることもできそうなので盤面の右側の損は最低銀にする感じです。

どのような形で桂馬を取るかが参考になった1局でした。