自陣飛車を打って詰ます

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△3六歩と打った局面。ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

以前は△3六歩で△4五桂について書きました。https://shogiamateur.com/?p=21890&preview=true

△3六歩は自然な手ですが、これで先手玉が詰んでいるのが読み切れていませんでした。

△3六歩には▲2六玉か▲3六同玉のどちらかですが、まずは▲2六玉から。

▲2六玉に△2五銀打でソフトの評価値-99986で後手勝勢。

この手順は、▲2六玉には△2五銀打しかなさそうです。

後手の持ち駒がやや少ない感じがしますが、先手玉が寄っているかが気になります。

△2五銀打▲同飛△同銀▲同玉△2四飛で、ソフトの評価値-99990で後手勝勢。

この手順は後手は飛車を取ってから△2四飛と自陣飛車を打つ手です。

自陣飛車を打つと飛車が働けばいいのですが、失敗するとお荷物になる可能性があるので勇気がいります。

△2四飛に▲3六玉なら、△4五銀▲3七玉△3四飛▲2六玉△3六飛▲2五玉△3三桂まで。

この手順は、飛車と銀がうまく働いて最後の△3三桂でぴったりです。

△2四飛に▲3五玉なら、△4三桂▲3六玉△4五銀▲3七玉△3四飛▲2六玉△3六飛▲2五玉△3三桂まで。

この手順も、△4三桂と打つことで△4五銀から△3四飛の筋がぴったりです。

早指しで詰みが見えなければ、詰まさずに駒を補充したり確実な手を選びがちですが、その手から意外と長引いて気が付いたら相手玉の寄せが見えない形になることがあります。

このあたりは簡単そうで難しいです。

やはりその局面で詰みがあるかどうかは、直感と読みの2つが大事みたいで初手から詰まない手を選択すれば、そこからいくら考えても詰みません。

少なくとも初手は詰み筋の手を選択できるようになれば、詰ませる可能性が高くなりそうです。

なお△3六歩に▲同玉は別の機会に書こうと思います。

自陣飛車を打ってから詰ますのが参考になった1局でした。