上図は、後手雁木に対して▲3五歩から仕掛けた展開で△4五歩と突いた局面。ソフトの評価値+231で互角。
先手が急戦調での▲3五歩と仕掛けに後手がどこかのタイミングで△4五歩として角交換の筋にするのは、先手としても気になる展開です。
ここで▲4五同銀とほとんど考えることなく取ったのですが、これはあまり効いていない感じでした。
実戦は▲4五同銀に△8六歩だったのですが、△7四歩でソフトの評価値+136で互角。

この手順は▲4五同銀とすることで、これ以上4五の銀が前に進むのは難しい形です。
この形になると銀が捌く展開より、もたれるような指し方になりそうです。
先手の飛車と銀のバランスがいまひとつです。
後手の△7四歩は将来△7五歩と突いて先手の形を崩す手で、ここに手が入ると先手もいやな形です。
形勢は互角ですが、先手の急戦というのはなくなった感じです。
▲4五同銀では▲3五銀がありました。
▲3五銀△7七角成▲同銀△8六歩▲同歩△5五角▲4六歩で、ソフトの評価値+258で互角。

この手順は、角交換してから8筋を突き捨てて△5五角と打った展開です。
△1九角成を受けないといけないですが、ここで▲4六歩と突いてどうかという局面です。
この展開は先手も怖い形ですが、後手の攻め駒は飛車と角だけなのでここをしのげば先手は楽しみです。
▲4六歩に△3七歩成なら、▲同桂△3四歩▲2四歩△同歩▲同銀で、ソフトの評価値+701で先手有利。
この手順は、△3四歩に▲2四歩から銀を前進して先手が指せそうです。
▲4六歩に△7七角成なら、▲同桂△8六飛▲8八歩△8七歩▲同歩△同飛成▲7八金△7六龍▲8五角△同龍▲同桂△8六歩▲8三角で、ソフトの評価値+374で先手有利。
この手順は、角と銀の交換から後手が飛車を成る展開ですが、後手の6三の銀が浮いているので▲8五角という手があります。
以下後手の龍も消したので先手がだいぶいいかと思いきやそうでもなく、先手有利ですがそれなりまだ大変です。
先手の攻めの銀を活用するのが参考になった1局でした。