玉が手厚く桂得でも互角

上図は、角交換振り飛車からの進展で△2五桂と歩を取った局面。ソフトの評価値+91で互角。

この局面で以前▲2五同飛とする指し方を書きました。https://shogiamateur.com/?p=21558&preview=true

実戦では▲5六歩△6四銀と進んだのですが、▲5六歩では▲3五歩があったようです。ソフトの評価値+30で互角。

この▲3五歩はいかにも筋という手です。

▲3五歩△同歩▲2五飛△2四歩▲3五飛△4四角▲3六飛△3五歩▲3八飛△6六銀▲7七桂で、ソフトの評価値+103で互角。

この手順は△3五同歩と取って▲2五飛から▲3五飛とした展開で、手の流れからすると先手が桂得で好調のように見えます。

ただし実戦的には後手も△4四角から△6六銀として駒を活用しているので、意外にも互角のようです。

▲3五歩に△2四歩も考えられます。

▲3五歩△2四歩▲3四歩△5九角▲3三歩成△同金▲3八飛で、ソフトの評価値+302で先手有利。

この手順は、▲3五歩に△2四歩と受けた手で、以下▲3四歩に△5九角が狙いの一手です。

次に△3七桂成がありますので、▲3三歩成から▲3八飛としてどうかという局面です。

▲3八飛に△3四歩なら、▲2七歩△4四銀▲2六角△同角成▲同歩△4九角▲4八飛△2七角成▲2五歩△同歩▲7七金寄で、ソフトの評価値+136で互角。

この手順は、▲2七歩から▲2六角として角交換から手順に後手の桂馬を取ったのですが、後手も馬を作る展開は互角のようです。

先手は手厚い陣形なのでもう少し評価値がいいのかと思っていましたが、このあたりの形勢判断は興味深いです。

玉が手厚く桂得でも互角だったのが参考になった1局でした。

対浮き飛車模様の受け方

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲7五歩と突いた局面。ソフトの評価値-179で互角。

この局面は、先手が石田流の構えを目指した手ですが、お互いに穴熊なのが珍しい展開です。

後手はまだ穴熊が完成していないので、△2二銀としました。

本譜は△2二銀▲6六飛△7二飛で、ソフトの評価値-27で互角と進みましたが、△7二飛では△4五歩がありました。ソフトの評価値-211で互角。

実戦の▲7五歩にどこかのタイミングで△7二飛とするのはたまにあるのですが、ちょっとした形の違いでこの場合は必要なかったようです。

先手は、▲7五歩と位を取ったら▲6六飛から▲7六飛と目指すのは理想形の一つですが、▲6六飛には△4五歩がありました。

△4五歩に▲3六飛なら、△7七角成▲同桂△5二金▲6一角△5一金寄▲5二角成△同金▲3四飛△4三金▲3六飛△1四角で、ソフトの評価値-510で後手有利。

この手順は、▲3六飛から先手が暴れる展開ですが、後手は角交換してから△5二金と4三のスペースを受けます。

以下▲6一角は△8八角に▲5二角成△同金に▲8九金や▲9八金を用意した手ですが、△5一金寄から角と金の交換をして△1四角とすれば後手が指せそうです。

△4五歩には先手は別の対応もありそうですが、角交換の形になれば先手は角の打ち込みを気にしないといけないので、あまり面白くなさそうです。

先手はこのタイミングで▲6六飛は少ししづらいのです。

よって▲7五歩には△2二銀▲3九金としますが、そこで△5二金右でソフトの評価値-82で互角。

この手順は、▲6六飛とせずやや持久戦模様の展開ですが、最後の△5二金右が少し指しづらいです。

先手が浮き飛車から飛車交換になると後手陣は1段金でないと飛車の打ち込みが気になります。

そのような考えから6一の金はできるだけ動かさないという感覚だったのですが、私の使っているソフトは対振り飛車にはどのような戦型にも△5二金右と早い段階で上がっています。

早い段階で上がっても対応できるということだと思います。

最近は早めに金を上がるようにしていますが、棋風というのはそう簡単には変わらないので、少しずつ意識したいです。

対浮き飛車模様の受け方が参考になった1局でした。

トーチカに囲った後の指し方

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△7二金と上がった局面。ソフトの評価値+102で互角。

先手はトーチカに囲って囲いが完成しているので、ここから動く手を考えるのかもう少し玉の駒組みを進めるのか方針が分かれるところです。

先手の5七の銀が浮いている状態で、▲6八銀と引けば駒の連結はとれますが後手からいつでも△6六歩▲同歩△同角から△3九角成とされる筋が気になります。

対局中は、5七の銀を攻めに使えないかと思って▲6八飛と回りました。

実戦は、△7二金以下▲6八飛△2二飛▲6六歩△2四歩▲6五歩△2五歩▲2七歩△2四角で、ソフトの評価値-181で互角。

この手順は、▲6八飛から▲6六歩と突く手で▲6六歩に△同歩なら▲同銀で、ソフトの評価値+128で互角。

この手順の▲6六歩に△同歩▲同銀は、先手の銀が活用できますので互角ですが飛車を6筋に回った手が活きそうです。

よって後手は▲6六歩の前に△2二飛と回って次に△2四歩からの飛車の捌きを狙います。

△2二飛に▲2八飛としては先手が手損になりますので予定通り▲6六歩と突きましたが、後手も△2四歩とします。

以下▲6五歩に△2五歩に▲2七歩は仕方ないところですが、△2四角を少しうっかりしていました。

5七の銀が浮いているのを狙った手で、実戦は▲6七飛と受けましたが△3五歩▲同歩△同角で、ソフトの評価値-218で互角。

先手の6筋から動く手より後手の2筋と3筋から捌く手の方が早いみたいで、先手の構想がいまひとつだったようです。

後手の玉の周辺の駒が低い形なので、先手が6筋から動いてもあまり駒にあたりません。

やや先手の指し方がまずかったようです。

▲6八飛では▲9八香がありました。

▲9八香△6二金左▲9九玉で、ソフトの評価値+101で互角。

この手順は、先手は7七に桂馬が跳ねて9筋の歩を突いている状態で穴熊に囲う手です。

自分の使っているソフトは、トーチカに組んだらほとんどと言っていいほど穴熊に組み替えます。

人間の感覚ではトーチカから銀冠の進行はよく見られるのですが、ソフトは銀冠を好まずトーチカから穴熊に組みたがるようです。

感覚的に穴熊が固く見えないのと、ここからどのような方針で指すかがぱっと見で浮かばないので、時間をかけて考えたいところです。

これはまた別の機会の書きます。

トーチカに囲った後の指し方が参考になった1局でした。

1段玉には龍は2段目で攻める

上図は、相早繰り銀からの進展で△1九角成と香車を取った局面。ソフトの評価値+2339で先手勝勢。

駒割りは金銀桂と角香で先手が少し駒得で、飛車が成っているので先手がいいです。

対局中もだいぶ先手がいいとは思っていましたが、ここからどのように後手玉に迫るかという場面です。

本譜は、▲4三龍△7二玉で、ソフトの評価値+1707で先手優勢。

▲4三龍は次に▲5二金△同金▲同龍△同玉▲5三銀△4三玉▲4二金の詰めろですが、△7二玉とされると少し攻めが甘かったかもしれません。

△7二玉には▲5三桂成はありますが、△同金▲同龍△3六香で、ソフトの評価値+2115で先手勝勢。

この指し方もありそうですが、ソフトは別の指し方を推奨していました。

▲4三龍で▲3二龍がありました。

▲3二龍△7三馬▲5三銀△5一香▲7五歩で、ソフトの評価値+3081で先手勝勢。

この手順は、▲3二龍として次に▲5三桂成を狙う手です。

△7三馬と引いて後手は固めますが、▲5三銀とかぶせて△5一香の受けに▲7五歩と叩きます。

▲7五歩は銀取りですが、▲7四歩が馬取りになるので後手は▲7五歩に普通に受けます。

▲7五歩に△同銀なら、▲2一成桂△5三香▲6五桂で、ソフトの評価値+4279で先手勝勢。

この手順は、△7五同銀とさせることで先手は桂馬が入れば▲6五桂が厳しい狙いです。

7四銀のままで▲6五桂と打っても△同銀とされると少し甘い感じです。

▲7五歩に△5三香なら▲7四歩△同飛▲6五銀で、ソフトの評価値+3324で先手勝勢。

この手順は、▲7四歩から銀を取って▲6五銀とかぶせる手で、飛車が逃げても▲7四歩が厳しいので先手勝勢です。

後手玉が1段目の場合は、先手の龍は2段目にいて攻めた方が寄せやすい感じです。

後手玉が2段目に上がると少し粘りが効くので、攻める方は2段目に上げさせないようにした方がいいみたいです。

1段玉には龍は2段目で攻めるのが参考になった1局でした。

優勢な局面からどう指すか

上図は、後手雁木からの進展で△4二歩と打った変化手順です。ソフトの評価値+1590で先手優勢。

実戦では△4二歩で△3三金だったので△4二歩は変化手順です。

△4二歩は▲4三桂成に△同歩をみせた手ですが、2段目に歩を受けるただ受けただけの手なので終盤で指す手ではないというのが人間の感覚だと思いますが、△4二歩がソフトの推奨手です。

推奨手といっても、後手の方が形勢が圧倒的に悪いので粘る手という意味です。

ただ△4二歩に対して先手がどのように指すかは結構迷います。

厳しく寄せにいくか、少し湾曲的な手を指すかなど手が広いです。

厳しく指すなら▲4三桂成△同歩▲4四歩△8七桂▲8八玉△5四角成で、ソフトの評価値+1372で先手優勢。

この手順は、▲4三桂成から▲4四歩で△同歩なら、▲3四角△4二玉▲3二金△5一玉▲4四飛の攻めが狙いです。

よって後手は△4四同歩とせずに△8七桂と先手からすると少しいやな手を出します。

△8七桂に▲同金なら△6七飛成がありますので▲8八玉ですが、△5四角成まで進みます。

この局面が先手が少し危ないようでもまだ意外としっかりしていると思えばこの展開になりますが、後手も△5四角成と攻防に馬を利かせる形なので、悪いなりに粘れそうです。

▲4三桂成では▲6二歩もありそうです。

▲6二歩△8一飛▲6一銀で、ソフトの評価値+1428で先手優勢。

この手順は、▲6二歩として後手の飛車の直通を受ける手です。

▲6二歩に△同飛なら▲6三歩の意味で△同金なら、▲4三桂成で受けなしです。

よって後手は▲6二歩に△8一飛としますが、▲6一銀が少し見えづらいです。

▲6一銀△5一金▲4三桂成△同歩▲2四歩で、ソフトの評価値+1581で先手優勢。

この手順は△5一金と少し薄い受けですが、金を取ってから▲2四歩と攻め筋を増やして先手優勢です。

▲6一銀△4一銀▲2四歩△同歩▲2三歩で、ソフトの評価値+1791で先手優勢。

この手順は△4一銀と埋めて粘る形も、▲2四歩から▲2三歩と攻め筋を増やして先手優勢です。

厳しく指しても湾曲的に指してもどちらも先手優勢ですが、仮に実戦で△4二歩と指されたらどのように指すかはそのときにならないと分かりません。

結局は直感で決まるように思います。

優勢な局面からどう指すかが参考になった1局でした。

急いで攻めずに力をためる▲8五歩

上図は、後手雁木からの終盤戦で△4四同金直と歩を取った局面。ソフトの評価値+322で先手有利。

この局面は、駒の損得は互角ですが先手が歩切れなので攻めを繋ぐのが大変かと思っていましたが、先手有利だったのは気がつきませんでした。

実戦は▲6五金に△4三歩で、ソフトの評価値+84で互角。

この手順は、▲6五金と繰り出して攻めの数を増やしたつもりだったのですが、△4三歩が先手の角道を遮断する手で全く見えていませんでした。

△4三歩には▲6四桂としましたが、△同金▲同金△6三歩でソフトの評価値-196で互角。

この手順は、▲6四桂から金と桂馬の交換で先手が少し駒得も、△6三歩と催促されると先手も忙しいです。

▲6五金では別の指し方があったようです。

▲6五金で▲8五歩でがありました。

▲8五歩△6三銀左▲7四桂△3五角▲8四歩で、ソフトの評価値+669で先手有利。

この手順は、眠っている8九の飛車を活用する▲8五歩です。

後手の△6三銀左は手の広いところですが、△4三歩なら▲6五歩と伸ばして▲6四桂を狙う展開で、△6三歩と受ける手はありますが▲6六桂で後手は受け一方になりそうです。

後手は受けてもきりがないので以下△3五角として△5七とと楽しみに下駄を預けます。

以下▲8四歩としてどうかという展開です。

▲8四歩△8二歩▲4五桂△同金直▲6二桂成△同玉▲7四銀で、ソフトの評価値+1405で先手優勢。

この手順は、やや先手がうまくいきすぎですが△8二歩と受けた手に遊んでいる3七の桂馬を▲4五桂と跳ねて捨ててから▲6二桂成から▲7四銀と張り付く手です。

このような展開になると、先手の攻めを切らすのは大変のようです。

一見▲8五歩のような手はぬるいようですが、後から少しずつと効果が出てきそうな手のようです。

8筋を伸ばしたことで後手陣はだいぶ狭くなった感じです。

急いで攻めずに力をためる▲8五歩が参考になった1局でした。

2筋をあける▲4八銀

上図は、横歩取りの勇気流からの進展で△7三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値±0で互角。

横歩取りの勇気流はほとんど指すことがないのですが、このときは気分的に▲6八玉と早い段階で指してみたくなりこの展開になりました。

ただし、事前に調べて指すということはほとんどなくこのあたりは準備不足ですが、棋譜を並べても解説がなければほとんど理解できません。

その戦法の専門書を読めば理解が深まると思いますが、そこまではしていません。

△7三桂と跳ねた局面は、△6五桂と跳ねると5七の地点が弱いのが気になりました。

実戦は△7三桂以下▲4八金△5二玉で、ソフトの評価値-130で互角。

対局中は、▲4八金はあまり見たことがないのでいい手ではないだろうとは思っていましたが、△5二玉とされると互角とはいえ少し評価値が下がったようです。

5七の地点を守るなら▲4八銀が自然ですが、この瞬間は先手玉が壁になるのと2筋が手薄になるので指せませんでした。

▲4八金と上がると3九の銀も使いづらいのでやや損をした感じです。

▲4八金では▲4八銀がありました。ソフトの評価値+27で互角。

▲4八銀という手は初見では指せないような感じがします。

特に横歩取りは激しい展開になりやすいので、やりそこなうと形勢に大きく影響します。

▲4八銀には△5二玉に▲3七桂がソフトの推奨手ですが、△5二玉で△2八歩や△2七歩が気になります。

▲4八銀以下△2八歩▲3七桂△2九歩成▲4五桂△7七角成▲同金△7五飛▲5三桂成△3三歩▲2四飛△2三歩▲2九飛で、ソフトの評価値+941で先手優勢。

この手順は、△2八歩から△2九歩成としてと金はできますが、▲4五桂から▲5三桂成とするとさすがに先手優勢です。

▲5三桂成は次に▲3二飛成△同銀▲4二金まで詰みの狙いです。

よって△3三歩と受けましたが、▲2四飛から▲2九飛とと金を取れれば先手優勢です。

△3三歩では△3三金もありますが、▲同飛成△同桂▲6六角が厳しいです。

▲4八銀に△2七歩なら▲3七桂△5二玉▲3三角成△同桂▲2四飛△2二銀▲7七金△3六飛▲3四歩△1五角で、ソフトの評価値+130で互角。

この手順は、△2七歩には受けずに▲3七桂と跳ねる手で、5三の地点を守る△5二玉に角交換をしてから▲2四飛と回る展開です。

△2二銀の受けに形はあまりよくありませんが、▲7七金として△3六飛とすれば3筋の歩が切れたので▲3四歩として桂馬を狙います。

その手に対して後手も△1五角と3七の地点を狙う形でいい勝負のようです。

このあたりは、実戦感覚をつかまないとなんとも言えない展開ですが、少し危ない感覚で指した方がバランスがとれているのかもしれません。

2筋をあける▲4八銀が参考になった1局でした。

相手から動く手がなければ銀冠に組む

上図は、後手菅井流振り飛車からの進展で△6二銀と5三の銀が引いた局面。ソフトの評価値+145で互角。

この局面はお互いに手をだしづらいのですが、▲8七銀とすれば一瞬離れ駒ができますので、少し決断しにくかったのと後手が△6二銀と壁になったので先手から動いてみました。

本譜は▲3六歩△同歩▲同銀と△5三角▲2八飛△3五金で、ソフトの評価値-102で互角と進みましたが、△5三角で△3八歩なら、ソフトの評価値-219で互角。

この手順の3筋の歩を切ってから△3八歩とされると次の△3九歩成が受けづらく少し先手が指しにくいようです。

先手から3筋から動いたのに3筋の対応が難しいのでは、▲3六歩がやや失敗だったようです。

▲3六歩では▲8七銀がありました。

▲8七銀△7四歩▲7八金△7三銀左▲5六銀で、ソフトの評価値+25で互角。

この手順は、▲8七銀から▲7八金と銀冠に組む手で、▲8七銀の瞬間が怖いのですが後手が動いてこなければ▲7八金とできます。

後手も△7四歩から△7三銀左と駒組みしますが、このあたりは後手も手が広いです。

▲5六銀として▲6七銀や▲6五銀を含みにする感じです。

▲5六銀に△3六歩なら、▲同歩△3八歩▲6五銀△3九歩成▲8五桂△6二銀▲7四銀△8四歩▲9五歩△同歩▲9二歩△同香▲9三歩で、で、ソフトの評価値+930で先手優勢。

この手順は、やや先手がうまくいきすぎですが、△3六歩から△3八歩と動いてきたら、▲6五銀から▲8五桂と後手玉に直接迫る展開です。

このような展開になると、先手の銀冠が手厚く戦っている場所が違うので先手指せそうです。

ただしこの戦型では、3筋の歩が切れたら△3八歩のような手は要注意のようです。

相手から動く手がなければ銀冠に組むのが参考になった1局でした。

△2五桂のただ捨ての受け方

上図は、角交換振り飛車からの進展で△2五桂と歩を取った局面。ソフトの評価値+91で互角。

後手の△2五桂と桂馬を捨てて歩を取る筋はたまにでる手で、ここは先手も手が広いところです。

実戦では▲5六歩△6四銀で、ソフトの評価値±0で互角と進みましたが▲2五同飛の展開も気になっていました。

▲2五同飛△4八角で、ソフトの評価値+6で互角。

▲2五同飛に△4八角ともたれる指し方で、△2四歩から2筋を伸ばして△3九角成のような筋です。

それまで先手に手があればいいですが、なければ後手に駒損を回復されそうです。

△4八角以下▲8五歩△同歩▲同銀△8四歩▲7六銀△2四歩▲2七飛△2五歩▲2二歩△同飛▲3一角△3二飛▲4二角成△同飛▲2五飛で、ソフトの評価値-46で互角。

この手順は、先手は8筋の歩を交換して1歩をもって後手が2筋を伸ばしてきたら▲2二歩から▲3一角として飛車を捌く展開です。

一見先手がよくなったようでも、以下△2四歩▲同飛△6六銀▲同金△3三角でソフトの評価値-21で互角。

この手順は、△2四歩から△6六銀と捨てて△3三角とする手でいい勝負のようです。

また最初の▲2五同飛には△2四歩と2筋を伸ばすのも気になります。

▲2五同飛△2四歩▲2八飛△2五歩▲5六歩△6四銀▲3七角で、ソフトの評価値+17で互角。

この手順は後手は2筋を伸ばして2筋の突破を狙ってきましたが、▲3七角と受けてどうかという局面です。

▲3七角は△2六歩に▲同角の受けの自陣角ですが、桂馬を得しているのでいい勝負のようです。

よって△2五桂には▲同飛もありましたが、別の指し方もあったようでこれはまた別の機会に書きます。

△2五桂のただ捨ての受け方が参考になった1局でした。

歩を合わせる▲4五歩

上図は、後手雁木からの進展で△3六歩と突いた変化手順で、ソフトの評価値+171で互角。

実戦では、先手は右四間飛車から仕掛けない展開だったのですが、仕掛けた場合に▲4五歩から角と銀を捌いてから△4四歩▲4八飛に△3六歩まで進んだ変化手順です。https://shogiamateur.com/?p=21210&preview=true

この局面は、対局中に少し浮かんではいたのですが、先手の対応が分かっていませんでした。

△3六歩▲同歩△5五角▲4五歩で、ソフトの評価値+86で互角。

この手順は、△3六歩に▲同歩だと△5五角で端の香車の両取りになるのですがそこで▲4五歩が気がつきにくい手です。

▲4五歩に△同歩なら▲同飛△5四銀打▲5五飛△同銀▲3一角△4四銀引▲4五歩で、ソフトの評価値+359で先手有利。

この手順は、▲4五歩から飛車と角の交換で、こうなると先手の4九の金の1段金が後手の飛車打ちを防いでいるのでまずまずの展開です。

▲4五歩に△3三金なら、▲4四歩△同金▲7七角△1九角成▲4四角△同銀▲同飛で、ソフトの評価値+388で先手有利。

この手順は、▲4四歩から▲7七角と合わせて以下金銀と角香の交換でいい勝負のようです。

▲4五歩に△9九角成なら▲8八銀で、ソフトの評価値+119で互角。

この手順は、△9九角成と香車を取った手に▲8八銀と蓋をするのがいい手のようです。

▲8八銀に△9八馬なら、▲4四歩△5四銀▲4三歩成△4五香▲4六歩で、ソフトの評価値+762で先手有利。

この手順は、△4五香に▲4六歩と香車を取り返すので先手指せそうです。

▲8八銀に△同馬なら、▲同金△4五歩▲3七桂△3三桂▲7八金で、ソフトの評価値+46で互角。

この手順は、角と銀香の2枚替えで先手が少し駒損ですが、先手玉はそこそこしっかりしているのでいい勝負のようです。

歩を合わせる▲4五歩が参考になった1局でした。