角をどのように使うか


上図は、矢倉模様から後手が5筋の歩を交換して5五の角が△7三角と引いた局面。ソフトの評価値+156で互角。

後手は△7三角としたことで、先手の3七の銀と2八の飛車が角でけん制されて少し使いにくい形です。

先手の角は引き角で使うか8八角のまま使うかがまた悩むところです。

本譜は▲7九角△5四銀▲2四歩△同歩▲同角△2三歩▲6八角で、ソフトの評価値-1で互角。

この手順は、先手は引き角にして2筋の歩を交換して▲6八角としたのですが3七の銀と2八の飛車をどのように活用するかが神経を使います。

後手は△5二飛から5筋に圧力をかける形ですが、先手はそれを迎え撃つ展開になりそうです。

ちょっと先手が受け身なので面白くなかったかもしれません。

▲7九角では▲6六銀がありました。

▲6六銀△6四銀▲2四歩△同歩▲2二歩で、ソフトの評価値+376で先手有利。

この手順は、先手は8八角のまま活用する形で▲6六銀とでて後手の角の狙います。

後手は▲6五銀を防ぐため形とばかり△6四銀と上がったのですが、2筋を突き捨ててから▲2二歩がありました。

▲2二歩以下△同金▲6五銀△3三銀▲7四銀で、ソフトの評価値+406で先手有利。

この手順は、▲6五銀に△同銀なら▲2二角成がありますので△3三銀と辛抱しますが、以下この展開になれば角取りか▲6三銀成があるので先手指せそうです。

▲6六銀に△4四銀なら、▲6五銀△5五角▲同角△同銀▲2四歩△同歩▲同銀△2三歩▲2五飛△4四銀▲7四銀△5二金▲7五飛で、ソフトの評価値+347で先手有利。

この手順は、角交換になったのですが先手は銀と飛車で手を作る展開で先手も指せそうです。

このような展開をみると、先手は8八角のまま7七の銀を前進させて動いた方が、少なくとも受け身にならないようだったです。

角をどのように使うかが参考になった1局でした。