守りの金を取らせない

上図は、相矢倉からの進展で▲5一飛と打った手に△3一桂と打った局面。ソフトの評価値+472で先手有利。

▲5一飛と攻防に打って後手に△3一桂と打たせることで攻めの戦力が少し減ったので、先手の形勢が少しよくなったかと思っていました。

後手から△7八銀成▲同玉△6七金▲8八玉△7八金打のような手があるので、実戦では▲6七金としました。

本譜は▲6七金△同銀成▲7八銀△6六歩で、ソフトの評価値+250で互角。

この手順は▲6七金から▲7八銀と受ける手ですが、△6六歩が後手の攻め駒を増やす手です。

実戦は△6六歩に▲同銀△同成銀で、ソフトの評価値+202で互角と進みましたが先手が銀1枚の駒損です。

終盤は駒の損得より速度という格言もあり、これで後手玉が寄り筋ならいいのですが、まだ寄せが見えないので大変です。

▲6七金では▲7九金がありました。

▲7九金△6八銀成▲同飛で、ソフトの評価値+411で先手有利。

この手順は、▲7九金と引いて金を取らせないかわりに角を取らせる手です。

6八の角も歩が入ればいつでも▲2四歩と叩く筋があるので、取らせたくない駒ですがそれ以上に守りの金の方が大事ということみたいです。

△6八銀成に▲同飛と進むと先手陣がしっかりしており、次は▲5六飛成が狙いです。

▲7九金に△4二銀なら、▲4一飛成△5一金▲同龍△同銀▲2四金△2二玉▲5五角△3三桂▲2五桂で、ソフトの評価値+1822で先手優勢。

この手順は、△4二銀と引いて先手の飛車の位置を聞いた手ですが、▲4一飛成と踏み込みます。

△5一金とすれば龍が死ぬ形ですが、▲同龍△同銀▲2四金と先手の6八の角がいる間に攻めの拠点を作って▲5五角と打てば先手優勢です。

やや先手がうまくいきすぎですが、手の流れとしては分かりやすいです。

守りの金を取らせないのが参考になった1局でした。