最終盤の一手は形勢が大きく変わる

上図は、急戦矢倉模様からの終盤戦で▲4四桂と打った局面。ソフトの評価値-4180で後手勝勢。

▲4四桂では▲2五桂と打った方がよかったようですが、対局中はこの手が見えていませんでした。https://shogiamateur.com/?p=22028&preview=true

本譜は▲4四桂以下△2八銀成▲3二桂成△同玉で、ソフトの評価値+99993で先手勝勢。

この手順は、最初の局面の後手勝勢から数手進めば先手勝勢になるほど評価値が動きました。

△3二同玉では△2四玉とすれば後手玉に即詰みはなく、先手玉が△4七銀以下の詰めろなので、先手が苦しかったです。

ソフトで999・・とでれば即詰みがあるということで、ここで後手玉に即詰みがあるのですが、対局中は分かっていませんでした。

実戦は▲2一龍△3三玉▲3一龍△3二銀▲4四金△2四玉▲3四金△1四玉で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は、▲2一龍から▲3一龍として後手玉を追い回したのですが、△1四玉となると後手玉に即詰みはなく、先手玉は詰めろなので後手勝勢です。

終盤で間違うと形勢と評価値が大きく変わるという典型です。

▲2一龍では▲4三金がありました。

▲4三金△同玉▲4四金で、ソフトの評価値+99995で先手勝勢。

この手順は、▲4三金と捨ててから▲4四金と打つ手です。

上部をおさえるならこの手順しかありませんが、先手の持ち駒は歩だけで歩を使った攻め筋がないので、ぱっと見で後手玉が詰んでいるのかという感じです。

▲4四金以下△3二玉▲2一龍△4二玉▲5三桂成まで。

この手順は、2二に歩がいるので▲2一龍が盲点でこの手が見えれば▲5三桂成で詰みです。

2二に歩がいるのが少ないので、▲2一龍が見えにくい手でした。

最終盤の一手は形勢が大きく変わるのが参考になった1局でした。