上図は、後手三間飛車に先手がトーチカに囲ってからの進展で△8四歩と突いた局面。ソフトの評価値+160で互角。
先手は囲いが完成しているので動く手順があればいいですが、▲2四歩は少し無理なようです。
▲2四歩△同歩▲2三歩△2五歩▲2七飛△4二金▲2二歩成△2四飛▲1一と△2六歩で、ソフトの評価値-433で後手有利。
さすがにこの手順は後手に飛車が捌かれそうな展開なので、先手がまずいです。
よって先手は玉の整備をすることにしました。
ここから玉に手数をかけるのは普通は銀冠に組むことが多いです。
本譜は▲8六歩△8三銀▲8七銀△7二金▲8八玉で、ソフトの評価値-10で互角。

この手順はトーチカから銀冠に組んで、低い構えから上部を手厚い構えにしました。
この指し方はよくありそうで、私もトーチカから形ということで銀冠にしました。
ただし、対局中はソフトだったら銀冠にせすここから穴熊を目指すだろうと思っていました。
私の使っているソフトは、トーチカから穴熊を目指す手順を推奨していることが多いです。別の将棋の参考です。https://shogiamateur.com/?p=14445&preview=true
本局ではソフトの評価値がトーチカから銀冠に組むと不思議と下がっています。
▲8六歩では▲9八香がありました。
▲9八香△5四銀▲9九玉で、ソフトの評価値+245で互角。

この手順はトーチカから穴熊に組む展開ですが、7七に桂馬が跳ねているので後手から9筋を攻められると少し弱いです。
頭の中でソフトは多分穴熊を推奨するので穴熊もやってみたかったですが、勝敗がある将棋では実戦的な手厚い銀冠を選んでしまいました。
しかし、銀冠と穴熊の評価値が250くらい違うのは驚きました。
理由は、穴熊の玉の遠さかもしれませんが、このあたりは何とも不思議です。
ここまで評価値に差があるのであれば、次回に同じような局面になればやってみたいと思います。
トーチカから銀冠にすると評価値が下がるのと、トーチカから穴熊にした方が銀冠より評価値が高いのが参考になった1局でした。