普通に受けずに先に動く

上図は、先手は2枚銀の形から3筋から動いた手に後手が8筋の歩を交換して△8六同飛とした局面。ソフトの評価値+218で互角。

先手は3五に銀がいるので少し攻め込んでいますが、後手も2筋はしっかり守っているので簡単にはつぶれません。

実戦はここから▲8七歩△8五飛と進んでこれは自然な手ではあるのですが、▲8七歩では▲2四歩がありました。

▲2四歩△同歩▲同銀で、ソフトの評価値+122で互角。

この手順は、▲8七歩と受けずに▲2四歩と動いた手で、3五の銀を前に使う形なら▲8七歩と受けずに▲2四歩とするという意味です。

普通は、後手の飛車が直通すると先手はいやな形なので▲8七歩と受けてから攻めるのですが、受けずに▲2四歩というのは浮かびません。

▲2四同銀とした形は後手は△5五角と飛車取りにでたいのですが、6六に銀がいるので成立しません。

▲2四同銀以下△4四角▲2三歩△3一銀▲8七歩△8五飛▲3五歩で、ソフトの評価値+206で互角。

この手順は、△4四角に▲2三歩と打って△3一銀とさせるのですが、先手は持ち駒に歩しかないのでここから前に進むことはできません。

△3一銀に遅れて▲8七歩と打って△8五飛がいやな形です。

後手から△2七歩▲同飛△2六歩▲2八飛△2五飛のような2筋を逆用する筋があります。

こうなっては先手がまずいのでここで▲3五歩と打ちますが、このような手はあまり見たことがありません。

▲3五歩に△同角なら▲2五飛で、ソフトの評価値+560で先手有利。

この手順は、▲2五飛とすると後手の角が動けば飛車が取られますので、先手指せそうです。

▲3五歩に△7三桂なら、▲4六歩△5四歩▲9六歩△9四歩▲7九玉で、ソフトの評価値+233で互角。

この手順は、先手は2筋に拠点を作ってから駒組をする手で、先手は後手から動いてもらってからカウンターを狙う展開です。

ただし少し難しそうな指し方です。

普通に受けずに先に動くのが参考になった1局でした。