上図は、相居飛車からの進展で7筋の歩を突き捨てて△6五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+252で互角。
7筋を突き捨ててから△6五桂と跳ねるのはよくある筋で、普通は▲6六銀で以下△8六歩からの展開ですが、後手の狙いにはまるのがいやだったので手を変えました。
本譜は▲5五歩△7七桂成▲同角△7二飛で、ソフトの評価値-108で互角。

この手順は、後手の角道を止める▲5五歩で以下銀と桂馬の交換でやや先手が駒損ですが、1歩得して次に▲7四桂に期待した展開です。
しかし以下△7二飛とされると▲7四桂の両取りを受けられて、次に△7五飛があるのでやや先手が指しにくいです。
この数手のやりとりはやや先手失敗です。
▲5五歩では▲6六銀がありました。ソフトの評価値+194で互角。

この手は普通に▲6六銀と桂先の銀の形で逃げた手です。
▲6六銀とすれば歩で桂馬を取る展開にはなりませんが、比較的しっかり受ける感じです。
▲6六銀に△8六歩が気になります。
△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩に△7六飛なら、▲6八玉△4一玉▲6五銀△7八飛成▲同玉△8八角成▲同玉△6五歩▲8五角△5二角▲同角成△同金▲8一飛△7一歩で、ソフトの評価値+419で先手有利。
この手順は、△4一玉はややうっかりしやすい手ですが、▲6五銀があり△同歩なら▲3三角成△同銀▲8五角があります。
よって△7八飛成から△8八角成とする展開で、以下飛桂と金銀の交換で先手有利の評価値ですが実戦的にはいい勝負のようです。
△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛▲6八玉に△5二金なら、▲5八金△4一玉▲3五歩△同歩▲3四歩△4四角▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2八飛で、ソフトの評価値+157で互角。
この手順は、▲5八金と守ってから3筋を突き捨てて2筋の歩を交換する展開で、駒の損得なくいい勝負のようです。
たしかにこちらの方が実戦の手順よりよかったです。
後手の急戦に対する受け方が参考になった1局でした。