上図は、先後逆で角交換振り飛車から先手が▲6四同飛と歩の交換をした局面。ソフトの評価値-143で互角。
後手は低い構えに対して先手が歩の交換をした展開で、このような局面で後手がどのような受けをするかが以前より気になっていました。
多分ソフトでは△6三銀と上がる筋だけど、▲6五飛から▲8五飛と飛車交換にする手があるので、△6三銀は上がりにくいかと思っていました。
本譜は△1四歩▲1六歩△9四歩▲6八飛△9五歩▲6四歩△5四角で、ソフトの評価値-98で互角。
この手順は、後手は金と銀を低い形のままで戦う展開です。
▲6四歩は▲6三角の打ち込みを狙った手ですが、△5四角はあまりよくなく△9六歩▲同歩△8九角として△9八歩を狙う方がよかったです。
このような指し方もありましたが、△1四歩はいいとして△9四歩では△6三銀がありました。
△1四歩▲1六歩△6三銀▲6五飛△9四歩▲6九飛△6四歩で、ソフトの評価値-187で互角。

この手順は、1筋の端歩を突きあって△6三銀とする手で▲6五飛に△9四歩と突く手です。
▲6五飛にすぐに△6四歩と打つ手もありますが、▲8五飛と飛車交換になれば後手が歩切れになるので様子を見る△9四歩です。
△9四歩では△2二玉の方が価値が高い手ですが、一瞬4一の金が離れ駒になるので、形を崩さずに待つという感じです。
以下途中下車からの▲6九飛に△6四歩と受ける形です。
先手の8八の銀が6四の歩を取りにいく形にはならないので、△6四歩で受けます。
このあたりの数手は感覚的にしっくりこない部分はありますが、後手としては飛車交換をされる筋は気になります。
△1四歩▲6五飛△6三銀▲8五飛△同飛▲同桂△8九角▲7九金△4五角成で、ソフトの評価値-288で互角。

この手順は飛車交換の展開で、▲8五同桂に△8九角と打つのが急所のようです。
▲7九金に△4五角成として、一瞬馬が浮いているので狙われやすいですが、8五に桂馬がいるので▲8五飛とは打てません。
△4五角成以下▲8二飛△7二銀▲3六角△同馬▲同歩△5四角▲7七銀△8三歩で、ソフトの評価値-358で後手有利。
この手順は飛車交換から▲8二飛として後手もいやな形ですが、△7二銀と辛抱します。
以下▲3六角を後手の馬を消す手に△5四角から△8三歩として、先手の飛車を取るような狙いでどうかという将棋です。
飛車の捌きの受け方が参考になった1局でした。