どのような手順で寄せるか

上図は、相居飛車からの終盤戦で△7八銀成と金を取った局面。ソフトの評価値+99991で先手勝勢。

ソフトで999・・と出れば即詰みがありますが、この局面は後手玉に即詰みがあります。

一番分かりやすい詰まし方は、▲6一飛△5一金▲3二銀成△同玉▲2四桂△4一玉▲3二金△5二玉▲6三飛成まで。

この手順は、先に▲6一飛を決め手から▲3二銀成から▲2四桂と打つ筋でこれで詰みです。

しかし実戦では▲6一飛でなく先に▲3二銀成とする手が浮かんだので▲3二銀成としましたが、この変化は少し複雑でした。

実戦では▲3二銀成に△同玉なら▲2四桂から▲6一飛の筋で同じように詰みなのですが、ここで△5一玉がありました。

この局面をぱっと見たときに▲7二金と打てば必至だと分かるのですが、実戦では即詰みにするつもりだったのでこの手は多分見えません。

よく見ると先手玉は全く詰まない形なので、必至で何も問題はないのですが、昔から詰ませそうなときは詰ましにいくという指し方が多いです。

これで詰ましそこなったり、不詰みなのに詰ましにいったなど失敗は多いのです。

△5一玉の局面ではぱっと見で▲4一飛や▲7一飛が浮かびこれは不詰みなようですが、実際は詰んでいます。

▲4一飛△6二玉▲6三馬△同玉▲6一飛成△5四玉▲6四龍△同玉▲6六香△6五桂打▲5六桂△5四玉▲5五銀△同玉▲7三馬△4五玉▲4六馬△3四玉▲2四金まで。

この手順は、▲6三馬がなかなか見えません。

▲7一飛△6一金▲4一成銀△6二玉▲6一飛成△同玉▲7二金△同玉▲8四桂△8三玉▲9二馬△8四玉▲8六香△8五桂打▲8三金△9四玉▲9三馬△9五玉▲9六歩まで。

この手順は▲6一飛成から▲7二金と捨てて▲8四桂が見えるかが大事です。

多分これらの詰みは実戦で指せませんが、▲4二成銀から詰ます手もあったようです。

この▲4二成銀は攻めの拠点がなくなるので少し指しにくい手です。

▲4二成銀△同金なら、▲8一飛△6一銀▲6二銀△同玉▲6三馬△同玉▲6一飛成△5四玉▲8一馬△4四玉▲4五銀△3三玉▲3四香△2二玉▲3一龍△2三玉▲2一龍△2二桂▲2四金まで。

この手順は、▲6二銀から▲6三馬と捨てて▲6一飛成がなかなか見えません。

▲4二銀成△同玉なら、▲3四桂△5一玉▲2一飛△4一桂▲4二金△同金▲同桂成△同玉▲3二金△同玉▲2三馬△2一玉▲2二銀まで。

この手順は、▲3二金から▲2三馬が見えるかが大事です。

どのような手順が寄せるかが参考になった1局でした。