盤面の駒を移動して受ける

上図は、角換わりのからの進展で▲3五歩と金を取った手に△4三玉と逃げた局面。ソフトの評価値+1020で先手優勢。

駒割りは先手の桂香得ですが、後手玉はまだ不詰みなのに対して先手玉に詰めろがかかっています。

後手からは△6九龍▲同玉△6八金▲同玉△5九角▲6九玉△6八香までの詰めろです。

この手順の△6九龍に▲7七玉も△6七龍▲同玉△7八角▲7六玉△8七角成▲7五玉△8四銀打▲6四玉△5四馬までで詰みです。

よって先手は受ける形ですが、このような局面でミスが出やすいです。

実戦は▲4四歩△同金▲4二金△5四玉▲5六銀△6九龍で、ソフトの評価値-99997で後手勝勢。

この手順は最悪で▲4二金はさすがに重たいのですが、▲5六銀に自玉が詰みになっているのもうっかりしており手が見えていませんでした。

△6九龍▲同玉△7八金打までで詰みです。

以前から時間内に受けが見えないと相手玉に迫るという悪いくせがあるのですが、このようなところは直さないといけないです。

▲4四歩では▲4九歩がありました。

▲4九歩△同龍▲7八銀で、ソフトの評価値+786で先手有利。

この手順の▲4九歩は後手の龍を3筋から移動させる手筋ですが、実戦の場合だとどちらかというと時間稼ぎのような意味合いもあります。

△4九同龍で相変わらず先手玉は△6九龍からの詰めろですが、そこで▲7八銀が少し見えにくいです。

自分の場合は、盤面にある駒を移動して受けるというのがあまり見えない感じで、ぱっと見であまり受けになっていないのかと思いがちですがそうでもなかったようです。

後手は△7八同金のように先手玉を薄くして迫る手はあるのですが、後手玉も薄いので駒はあまり渡したくないです。

▲7八銀以下△7六香▲5四金で、ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

△7六香は▲7八銀と引いた手を狙った手で、7四に歩がいるため7筋に歩を打って受けることができないので▲7八銀の受けはあまり意味がないようですが、▲5四金と打つ手がありました。

▲5四金△同玉▲5二龍で、ソフトの評価値+99986で先手勝勢。

この手順の金を捨ててから▲5二龍でなんと後手玉は詰みのようです。

▲5二龍に△5三金なら▲5五馬△同玉▲5三龍△4六玉▲3六金まで詰みです。

この手順は△5三金の合い駒に▲5五馬がいい手で以下△4六玉と逃げますが、数手前に▲4九歩として△同龍とした効果で▲3六金と打って詰みです。

3筋に龍がいれば▲3六金に△同龍で詰みません。

▲5二龍に△5三角なら▲5五馬△同玉▲5三龍△5四金▲6四角△6六玉▲6七銀△6五玉▲5六銀△6六玉▲7五銀まで詰みです。

この手順の▲5三龍に△4六玉は▲5五角△3五玉▲3六歩△3四玉▲3三龍で詰みです。

また▲5二龍に△4四玉も▲5五馬から▲3六歩と打つ筋があるので、手数はかかりますが詰みです。

後手は▲5二龍のときに合い駒が悪くて詰みだったのですが、持ち駒に香車があれば△5三香で不詰みだったので、△7六香は悪い手ということになります。

実戦では▲5四金はまず指せないですが、少しでも終盤力をつけたいものです。

盤面の駒を移動して受けるのが参考になった1局でした。。