上図は、相居飛車からの進展で△5四飛と回って▲5八歩と受けた手に△4一の玉が△5二玉とした局面。ソフトの評価値+2265で先手勝勢。
この局面は変化手順の局面で、△5二玉とされたら先手はどう指せばいいのか少し迷っていました。
形勢は先手がいいとは思っていましたが、決め方がはっきりしませんでした。
先手は2一にと金がいるので、両方から攻める▲7二銀などが浮かんだのですが、△6二金とされるとかえって忙しくなります。
また▲7二金はありそうですが、△6二金とはじかれたときにはっきりしない感じです。
△5二玉には▲3四銀がありました。ソフトの評価値+2032で先手勝勢。

このような局面は変にいい手を指そうというより、平凡に迫った方がいいようです。
▲3四銀は後手の角というより金を攻める指し方で、これが確実なようです。
▲3四銀に△5六金なら、▲4一銀△6二玉▲5六飛△同飛▲7四桂△7一玉▲8二金△6一玉▲5二金まで。
この手順は、▲4一銀と玉を下段に落とす手で△同玉なら▲4三銀成があります。
よって△6二玉と逃げて以下△5六金と迫られると少し先手もいやな形ですが、桂馬が入れば▲7四桂の筋があるので後手玉は寄り筋です。
▲3四銀に△4二金打なら、そこで▲7二金とすれば▲6一銀の筋があるので寄り筋です。
このようなところは、簡単そうな寄せでも実際は結構慎重にならないといけないと思っています。
勝勢から寄せそこなってひっくり返るというのは、将棋をやっていると結構あります。
▲3四銀に△同金なら▲同歩△5一角▲4一銀で、ソフトの評価値+2326で先手勝勢。

この手順は△3四同金から△5一角と逃げたのですが、▲4一銀が玉を下段に落とす手です。
▲4一銀に△同玉なら▲4三金で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。
ソフトで50000と出ると、受けなしのようで先手勝勢です。
▲4一銀に△6一玉なら▲8二金で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。
この手順は▲8二金と両サイドから迫れば、後手玉は受けなしで先手勝勢です。
▲8二金で▲5二金などすると△7一玉で角が取れて駒得ですが、手数がかかります。
勝勢の局面からの指し方が参考になった1局でした。