上図は、先後逆で先手が角交換振り飛車からの進展で▲6五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-277で互角。
この局面は▲6五桂と跳ねることで、先手の4六の角が後手の飛車を睨んだ形です。
後手は、どのように角のラインを止めるかという形ですが、受け損なうとボロボロと駒を取られそうなので慎重に対応しないといけません。
本譜は、△6五同桂▲6三歩成△9二飛▲5二と△同金▲5五金で、ソフトの評価値+484で先手有利。
この手順は、金と桂馬の交換で後手が少し駒損のうえ▲5五金とされるとさらに後手が駒損になるので、後手の受けが失敗です。
△6五同桂では△6五同角がありました。
△6五同角▲同飛△同桂▲6三歩成△8一飛で、ソフトの評価値-170で互角。

この手順は、後手はあっさりと△6五角とする手で以下▲6五同飛から▲6三歩成としますが△8一飛とするのが少しうっかりしやすいです。
以下▲5二と△同金で、ソフトの評価値-107で互角。
駒割りは角金と飛桂で後手がやや駒損ですが、いい勝負のようです。
△6五同角とした手に先手は▲6三歩成とする手も気になります。
▲6三歩成なら△5四桂で、ソフトの評価値-607で後手有利。

この手順は、▲6三歩成に取ったばかりの桂馬を△5四桂と打つ手です。
この手は、次に△4六桂とする手が角を取ったら王手になるのが大きいです。
△5四桂に▲5二となら、△4六桂▲同飛△5二金で、ソフトの評価値-610で後手有利。
この展開は、角と金の交換で後手が駒得で後手が指せそうです。
△5四桂に▲7三角成なら、△6六桂▲5二と△7三銀▲4一と△7八桂成▲3一金△2二玉で、ソフトの評価値-1543で後手優勢。
この手順は、▲5二とに△7三銀が気がつきにくい手で、先手は多少の駒損でも後手玉に迫る手で実戦的には後手も少しいやな展開ですが、先手の駒損が大きいので後手が指せるようです。
角のラインをどのように受けるかが参考になった1局でした。