上図は、後手雁木からの進展で△8六同飛と8筋の歩を交換した局面。ソフトの評価値+433で先手有利。
対局中は、すぐに▲7五角の飛車と銀の両取りが気がつきましたが△8二飛▲5三角成に△4五歩の受け方が分かりませんでした。
△8八歩や△9九角成の方が▲5三角成より厳しいと思ったのですが、このあたりは大局観がよくなかったです。
本譜は、▲8七歩△8二飛▲7六金△4五歩で、ソフトの評価値+33で互角。

この手順は、手堅く▲8七歩として▲7六金と歩切れを解消したのですが、待ってましたと△4五歩と角交換の筋でこられ、先手陣は角に打ち込みが弱いので、先手の模様の取り方が大変です。
このような展開になったらまずいとは思っていましたが、他の手順も見えなかった感じです。
▲8七歩では▲7五角がありました。
▲7五角△8二飛▲5三角成△4五歩▲8六歩で、ソフトの評価値+338で先手有利。

この手順は▲5三角成の瞬間は先手の銀得ですが、△4五歩に▲8六歩が見えていませんでした。
▲8六歩に△8八歩なら、▲7六金△8九歩成▲同玉△8七歩▲7九金△7二飛▲7四歩△同飛▲7五歩△7三飛▲8四銀で、ソフトの評価値+563で先手有利。
この手順は、銀と桂馬の交換で少し先手が駒得で後手も歩を使っていやな手を指してきますが、馬の力が大きく▲8四銀で先手が指せるようです。
なお、△4五歩で△8八歩も気になりますが、▲7六金△8九歩成▲同銀△8七飛成▲7七歩で、ソフトの評価値+526で先手有利。
この手順は、後手は桂馬を取り返して飛車が成る展開で後手の理想形の一つですが、▲7七歩で先手が少し有利だったのは意外でした。
飛車を成られたら先手が悪いという先入観があれば、この手順は選べないように思います。
踏み込んで駒得を目指すのが参考になった1局でした。