後手の軽い攻めを受ける


上図は、後手角交換振り飛車からの進展で△4五歩▲同歩△4二飛とした局面。ソフトの評価値+95で互角。

この局面は、後手から△4五桂と捌く手をみており、先手は7六の銀が浮いているので少しいやな形です。

ただしここで先手の手番なので何とかなるのかと思っていましたが、対応がいまひとつでした。

本譜は▲4八飛△4五桂で、ソフトの評価値-112で互角。

この手順は、後手が4筋から動いてきたので▲4八飛と回ったのですが、△4五桂と跳ねられて次の△5七桂成が受けづらいです。

大駒の捌き合いなら、後手玉の方が固いので先手が少しつらいです。

実戦は、△4五桂以下▲3三角△5七桂成▲4二角成△4八成桂▲5二馬△5八成桂で、ソフトの評価値-680で後手有利。

この手順は、飛車の交換で大駒がすべて捌けた展開ですが、先手の▲5二馬より後手の5八成桂の方が働きがいいので後手有利です。

この展開は、どこかで先手の受け方がまずかったようです。

▲4八飛では▲4四歩がありました。

▲4四歩でソフトの評価値-24で互角。

この手は、4五の地点で歩を取られそうなのを▲4四歩として位置をずらす手です。

▲4四歩に△同飛なら▲4七歩で、ソフトの評価値+31で互角。

この手順は▲4四歩△同飛▲4七歩とすることで、一時的に後手の飛車が4四という隙ができやすい位置にする狙いです。

△4四同飛とさせれば次に▲2二角や▲2四歩が狙いで、後手は両方を受けるのは意外と大変です。

▲4四歩に△4五桂なら、▲6八金左△4四飛▲4六歩△3七桂成▲同桂△4六飛▲4七金△4一飛▲4六桂で、ソフトの評価値+92で互角。

この手順は、△4五桂と跳ねることで次に△3九角の狙いがあるので、形は少し悪いですが▲6八金左と受けます。

以下△4四飛から後手は桂損で捌いてきますが、▲4六桂と打って先手は桂得でいい勝負のようです。

実戦的には後手の攻めを振りほどくの大変ですので、最初の局面は互角とはいえ結構大変なのかもしれません。

後手の軽い攻めを受けるのが参考になった1局でした。